日本を想うワーホリメーカー


2月末からワーキングホリデーでシドニーにいらっしゃったお客様。
最初は4週間のホームステイ滞在をされて、いよいよ週末にご退出の予定ということも
あり、ここ数日はシェア探しで多くの物件を巡っていらっしゃいます。

そんな彼女は、実は日本でなんと救急課の看護士さんだったそう。
今回の日本での地震のため、被災地では看護士も足りない状況にとっても心を
痛められて、「自分に何か出来ることがあるかもしれない、一度日本へ帰ってボランティアをして
またシドニーへ戻ってくるか、またはこのまま引続きワーキングホリデーを続けるか、考えています。。。」と
今日、オフィスへ来社された際にお話してくれました。

ワーキングホリデーもスタートして1ヶ月ほど、学校もあと2ヵ月ほど残っていて、
丁度こちらの生活、学校に徐々に慣れてきた矢先という事もあって、今後
どうしようか考えていらっしゃいました。

彼女が通っている学校も、原則としてワーキングホリデーの方が就学期間中に
お休みを取ることは認められていませんが(学校へ申請をして認められればOKです)、
こういった事情であれば、学校の残りの就学期間は保留とすることは大丈夫!
と許可はもらえました。

今週末じっくり色々日本の状況なども調べて、考えられるそうです。
遠く離れた海外に来てもなお、「自分に出来る事、何か役に立つかもしれない」と
日本のことを深く想い、真剣に今後を考えている姿はとても素敵でした。

日本へ一時帰国するか、シドニーでワーキングホリデーを続けるかどちらを
選ばれるにしてもきっと精一杯彼女は頑張って毎日を過ごしてくれると思います。

大越 麻結 / Mayu Okoshi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G175)。高校2年の時に、ノースシドニーのカソリック系女子校へ2週間の短期留学。当時、Appleという単語すら聞き取れなかった私を温かく迎えてくれたホストファミリーとの出会いを通じ、またオーストラリアへ来る事を心に決める。その後、アパレル業界勤務、実家家業を経て、2002年ワーキングホリデービザで渡豪。1年の滞在が終わりに近づく頃、何かを得てから帰国したいと考え、専門学校へ進学。Diploma of Public Relationsを修了する。留学業界との出会いはワーホリ時代に遡る。その後、英語学校スタッフとしての勤務、オーストラリア留学センターシドニーオフィスで12年の勤務を経て東京オフィスへ異動。2021年から再びシドニーオフィス勤務。このカウンセラーに質問する