出会いとメッセージ


今週で帰国する留学生さんから一言メッセージを頼まれたので書きました。オーストラリアの国旗に、英語、韓国語、日本語、様々な言語でのメッセージ。

メッセージの数以上の経験や出会い、人との繋がりがここにある。日本にいるだけじゃ絶対に出会えない人と繋がり。良く言われる「留学」の一つの財産の形でもありますよね。

7〜10年以上?前までは、留学生、ワーホリ、皆が「出会い帳」なるものを作って持ってました。出会い帳には、学校で仲良くなったクラスメート、ホストファミリー、バックパッカーズで意気投合した旅人、仕事で苦楽を共にしたワークメイト、シェアメイト、色んな出会いがあり、その別れの際に1ページを綴ってもらいます。

今は全く聞かなくなりましたが、今もあるのかな?12年前当時の留学生の自分は持ってなかったけど、その場、その場にあるもの(カフェのティッシュとか)に書いてもらうので、周りの人からは「出会い紙」とか「出会い物」って言われてました。今でもジップロックに入れて大事に保管しています。僕はそのままオーストラリアに居ついちゃったので、見送る側(書く側)が多かったけど。

時代と共に、コミュニケーションがネット上に移り「じゃ、またFACEBOOKで!」「ツイッターでね!」とか。(日本じゃMixiだけど、海外に出るとFACEBOOKね。これ正解。Mixiは日本人しか使わないし。)

久しぶりに書いたコメントは、嬉しいと言うか、こっぱずかしいと言うか。ありきたりなものになっちゃった。FACEBOOK、ツイッターで、いつまでも繋がっているのも嬉しいけど、何かの区切りに自分が書いたもので伝える。物として残る。何か感慨深いですね。自分だけの世界で一つだけって気持ちは、いつまでも持っていて欲しいなと思います。

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齋藤 新 / Arata Saito

オーストラリア、アデレード在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I009)。1999年、経済連を退社し、ニュージーランドに留学→2000年、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現地の旅行会社勤務などを経て、2002年より現職。クイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州、南オーストラリア州の主要都市を移り住み、現在に至る。語学留学、TAFE専門、大学・大学院留学への留学相談、アデレードオフィスでのサポートと様々な形で留学生と接する日々。このカウンセラーに質問する