オーストラリアはサーフィンやダイビングなどのマリンスポーツが人気ですが、それらと同じくらいマリンスポーツの中で釣り(フィッシング)は、オーストラリアでは人気です。
とくにサマーシーズンは、本格的な釣りシーズンの到来で、アデレード近郊の手軽に行ける代表的なビーチ内の桟橋(ジェティー/Jetty)には釣り人が多く見られるようになります。
シドニーにいる頃は、ブリーム(黒鯛)やレザージャケット(カワハギ)などを狙いに釣りには結構行ってましたが、シドニー湾内のダイオキシン問題から、しばらく行かなくなり、釣りからは遠ざかっていました。
その後、アデレードに移動してからの1年間、アデレード近郊のビーチ探索や海沿いをドライブする度に、釣り人を見たりして・・・・調べるとアデレードでは多種多様な釣りが楽しめるし、エギンギ(イカ釣り)も盛んなんだーと思いつつも、なかなか踏み切れませんでした。
そんなとき、年末の大掃除で、物置と化しているスタディールームから埃のかぶった竿やリール、釣り道具を片付けながら磨きつつ(道具だけは沢山ある)、、ヨシ!2015年は再び釣り復活だ!!というわけで年始のお休みに早速行ってきましたよ。
そして、えーと。。釣りのライセンスはどこで買うのかな?、、と調べたら、なんと!他州では購入必須の釣りライセンスですが、南オーストラリア州ではライセンスはありません!フリー(無料)!ますます、やる気に火がつきました(笑)!
日本では、釣り人はマニアと見られがちですが、こちらの釣り人はとてもカジュアルです。友達同士、カップル、親子、家族でとそれぞれが思い思いに釣りを楽しんでいます。
とくにアデレードのちょっと行ってくる!程度の気軽に行ける環境が成せることだと思うのですが、ちょっと早起きして車で30分ほどで行けるジェティーからの潮風は本当に気持ち良いです。
今回の狙いはイカに絞って、エギングで行くことにしました。
エギングは日本でも人気がある海のルアーゲームの一つです。
それがアオリイカのエギングです!
ジェティーからある程度は投げる必要があるのかな?と思って8フィートのロッドと小〜中程度のリールをセレクトしました。
しかしあとで気がつくのですが、ジェティーからなので、遠投の必要は殆どなく取り回しの効く6.5~7フィートで十分でした。
エギは2.5号、3号、3.5号、4号を各2〜3個揃えます。
ポイントは夜明け前まではBrighton Beach で挑戦しました。
Brighton Beach のJettyはイカ釣りのメジャーなポイントらしく、意外に多くの人で賑わってました。殆どの人がエギングです。
しかしここでは数時間粘るも釣れず・・ 廻りの人たちも夜明け前までは結構あがってたのが、夜明け後は全く釣れる気配なし。
ちなみに昼間のBrighton Beach の海沿いや遊歩道はとても綺麗です。
夕暮れの時間も幻想的です。
このままではボウズになってしまう!
ということでさらに南へ移動。アデレードではイカを狙うなら南へ行けと言われて(?)います。
Brighton Beach からさらに30分ほど南下したPort Noarlungaです。
ここは最初から釣れる雰囲気がありました。というのも釣り人が少なく、居てもガーフィッシュ(日本の”さより”によく似た魚)ばかり釣ってるようでした。エギングはライバルは少ない方が良いです。笑。
開始10分で初ゲット!
その後、立て続けにもう1杯釣れたところで、その日は終了です。
朝8時を過ぎた頃には、ジェティーにいる釣り人も「コーヒータイム」と口々に竿を仕舞って立ち去ります。ちょうどこの日の干潮時に近づいて、釣果が期待できないからですね。満潮・干潮(high tide, low tide)はとても大事です。
Tide timeはここから確認できます。
http://tides.willyweather.com.au/sa.html
ちなみにPort Noarlungaは、2010年のオーストラリアで1番綺麗なビーチに選ばれているので、それはそれはとても美しいビーチです。
帰宅後は、友人とイカの刺身と醤油バター炒めで美味しく頂きました。
魚釣りは趣味と実益を兼ねます。笑。
K-Martなどでは20~30ドルで竿とリールのセットが買えますので気軽に挑戦できますよ。
もし、本格的に揃えたいなーと思ったら、BCFやAnacondaなどのアウトドア&フィッシング専門店で。
次回は、クラブレイキング(カニ獲り熊手)とクラブネット(カニ獲りカゴ)で、ブルースイマークラブを獲りに行ってきます!