私の就職活動体験記-内定までの道のり

オーストラリア留学後の就職活動体験をつづった、私の就職活動体験記シリーズの第4弾。
2社面接をしたうちの1社から、一次面接パスの連絡を受け、いざ二次面接へ。

第1弾は、「私の就職活動体験記-留学と就職活動」。
第2弾は、「私の就職活動体験記-履歴書の作成」。
第3弾は、「私の就職活動体験記-就職面接開始」。

Alex France - Uni interview today at Huddersfield [Day 23]
by Alex France

一次面接では一人の面接官しかいませんでしたが、二次面接では三人登場。一人は、一次面接の方(後で人事部長だと知る)、もう一人は希望した部署の社員、そしてメインで質問をしてきた人は、希望した部署の事業部長。

この事業部長の威圧感というかオーラがはんぱない。
雰囲気に呑まれてしまい、挨拶をした時から冷や汗をかいていました。

一次面接ではどちらかと言えば、自分はあまり質問されることはありませんでしたが、二次面接では質問だらけ。

「なんでうちの事業部なの?」
「なんでわざわざオーストラリアに勉強しに行ったの?」
「これから日本の産業はどうなると思う?」
「どうやったら日本のビジネスが海外でたたかっていけると思う?」
「他にはどんな会社受けているの?」
「うち忙しい時期は夜中も仕事になるけど大丈夫?」

等々、答えると矢継ぎ早に質問が飛んでくる。

どちらかと言えば、留学経験を問われるというよりも、私自身がどんな考えを持っていて、どのように行動するのかを見られていたような気がします。

質問の中でも、特に印象に残っているのは、

「これからどこの国に注目する?」

という質問。

この時の自分の答えは、実際に留学中に出会った中国人にパワーがあったことを前置き、

「中国です」

と回答。

事業部長「君は実際に中国にいったことはあるのか?」

事業部長、目が鋭いっす。。。

自分「ありません」

事業部長「行ったことないのに、なんでそんなこと言えるんだ?」

事業部長、威圧感はんぱないっす。。。

自分「行ったことはありませんが、オーストラリアで色々な中国人と出会いました」

事業部長「そんなんじゃだめだよ、実際中国という国を見てみなきゃ」

「ああ、もうこいつ話になんね~」的な雰囲気。。。

自分「では、御社入社後に行かせて下さい!!」

ちょっと間が合って、面接官3人が顔を見合わせて笑いだす。

その後はなんだか和やかな雰囲気。

事業部長「オーストラリアだとゴルフしほうだいだよね」

自分「私はゴルフはやらないので、ちょっとわからないです」

事業部長「オーストラリア行ってゴルフしないなんてだめだよ、私がメルボルンに行ったらゴルフばっかりするよ」

世間話!?という感じで終わっていきました。

面接は上手くいったのかどうかわかりませんでしたが、この事業部長、威圧感あるし怖いけど、間違いなく男気ある!絶対この人の下で働いたら面白い、という直感が働きました。

それまでは、なんとなく「一先ずどこかで働けたらいいかなぁ」といった感覚で就職活動をしていましたが、事業部長と会い、この会社で、というよりも、「この人の下で働いてみたい!!」と思いました。

ビルと空
by t.shigesa

面接が終わって30分後・・・携帯が鳴る。

二次面接通過の連絡でした。

次は、最後の社長面接。
これをパスすれば就職決定。

次回で、前回から引っ張っている、意外とあっさり面接を通った理由を書きます。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する