家を丸ごとお引っ越し

先日、とある用事でアデレードより北西50キロほどのところへ出向いたところ、途中、大きなトレーラーが家を丸ごと運んでいるではありませんか!
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オーストラリアは何事も大胆で豪快ですねー。家そのものを「えーい!」と移動させているのです。
オーストラリアは日本の約22倍の国土で広大ですからファームなどの僻地に住もう(家を建てよう)と思ったら、家もそのままもって行くと言う手段になるのですね。(一番近くの街まで数百〜千キロなど離れたところに家をたてるために大工さんが来てくれることは殆どないそうです)。

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しかし写真を見ても判るとおり、かなり大きな家(実はトレーラー2台で家の前後?を2つにわけて運んでいるようでした)なので、これを"運んでしまう"という発想が大きいですよねー。一度パーツにわけてばらして乗せる、なんて発想はないんですよね。

ちなみに、2車線幅の全てを使うので、追い越しは不可能。対向車は、このトレーラーの先導車(パトカー)の指示にしたがい、路肩へ車を寄せて通り過ぎるのを待っていました。トレーラーに乗せられた家が道路標識を引っ掛けて倒してしまったら、後続車がその標識を直すと言う微笑ましい光景もww

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こんな手軽に家を運べてしまうもう1つの理由は、土地や道路が広いの他にも、オーストラリアは地震が殆どなく、厳しい耐震構造を要求されて無いからなのでしょうね。いずれにしろ日本じゃ見ない光景かと思います。この家丸ごと引っ越しは、オーストラリア全州で行われていますので、郊外でファーム生活している人は1度は見るチャンスがあるかも知れませんね。

齋藤 新 / Arata Saito

オーストラリア、アデレード在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I009)。1999年、経済連を退社し、ニュージーランドに留学→2000年、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現地の旅行会社勤務などを経て、2002年より現職。クイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州、南オーストラリア州の主要都市を移り住み、現在に至る。語学留学、TAFE専門、大学・大学院留学への留学相談、アデレードオフィスでのサポートと様々な形で留学生と接する日々。このカウンセラーに質問する