15年後をイメージする


1997年、ちょうど15年前の春頃に、僕はその翌年に小学校に入学する娘たちの進路を日本ではなく、オーストラリアのパースの小学校に行く事を検討し始めました。何度がパースの学校に通い、交渉をして、入学を許可してもらいました。まさか15年後に自分が留学の仕事をしているとは思ってもいませんでしたが。

そのときに何を考えたかというと、15年後の日本はたぶん、そんなに強い国になっていないだろうというある種の確信でした。その当時でさえ、きっとこの子どもたちが大人になったときに、年金をもらえるとは思えなかったし、日本の閉鎖的な社会が変化するとは思えませんでした。ですから、当時は思い切った事をするねと会社の上司からは言われましたが、今は当時の同僚にいい決断だったねと言われます。

15年後の2012年、状況は私が思っていた以上に切迫しています。これから留学や海外を目指すことを考えたり、悩んでいる人は、15年後のことをイメージしてみるといいと思います。2027年の日本はどうなっているのでしょうか?冷静にイメージすれば、答えは自ずと見えてくると思います。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中