舟を漕ぎ出す若者


先日も優秀な学生さん2名とお話をする機会がありました。彼らは中国や韓国の学生たちと国際的なイベントをしかけたりしていて、私の20歳の時と比較したら、多くの社会との 接点をもって、活躍しています。

彼らの一番の問題意識は、アジアの他の国の若者は、本当に元気で、かつ自分で何かをしようとしているのに、日本の友人たちはとても小さくまとまってチャレンジをしなくなっているということです。このままだと、日本の国際競争力は低下していく一方だし、10年後20年後にどうなっているか ということが心配だと話していました。

ただ、私はこのように問題意識をしっかり持った若者たちがいることは、少し安心もするのです。現在は不景気で、将来がみえないから、縮こまっている人が大多数ですが、その中で必ず海に向かって舟を漕ぎ出して行く人たちがいるのだと思います。そのような人たちが新しいコミュニティーや産業を作っていきます。その動きが、二極化を少しずつ解消して、新たな幸せな社会を生み出していくことに期待して、僕の仕事は彼らを支援することなのだと思っています。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中