目標設定は大胆に


ワーキングホリデーに入国してきた若者たちに、英語力はどのくらいを目指しますかと質問すると、多くの方達が「日常会話はできるようになりたい!」と答えられます。しかし、そもそも日常会話って何でしょう?皆さんの日本語での日常会話って、けっこう複雑なのでは?「この服はいくらですか?パスタとサラダとワインをください。」これは観光旅行用の英語であって、日常会話ではないですよね。

このように、多くの方々が自分の描いていた目標が、実は思った以上にハードルが高いため、オーストラリアに来てから、戸惑ってしまいます。それなら、逆に大胆な目標を立ててみてはいかがでしょう?大胆な目標なら、凄く勉強しなくてはいけないと最初から心構えも違ってくると思います。

僕がお勧めする目標は、
今回の留学について20分、英語でプレゼンテーションできるくらい。(20分はけっこう長いです。)
日本帰国後に就職の面接で英語で受けても大丈夫なくらい。(たぶん、すぐにそんな時代が来るかもしれません。)
友達と好きな映画やテレビ番組について1時間、お茶が飲みながら語れるくらい。(友達と語り合える時間というのが、いちばんシアワセな時間なのでは?)
など、深い話を自分の言葉で語れるようにできたら、相乗効果として、いい友達も増えていくと思います。

ですから、最初に語学学校に通っている間は、月曜から金曜日の午前中まではひたすら英語漬けの勉強をすべきです。そのかわり週末は目一杯遊びましょう。そんなメリハリのある生活も、オーストラリアのライフスタイルを学ぶという意味でもすごく大切だと思います。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中