5年くらい前に流行った、Y島美容室の歌ではありません(わかる方いるかな?)
他の国から日本はどのように見られているのか?という意味でタイトルをつけました。
オーストラリア人含め、色々な国の留学生と話をすると、「へ~日本ってこう見られているんだ」という気付きが多いと思います。
先日、ビジネスやホスピタリティ系のコースを開講している専門学校、College of Innovation & Industry Skills(CIIS)という学校の朝食ミーティング(日本でいうところの朝会か!?)に参加してきました。
その時に、一緒のテーブルに座ったのが、CIISのCEOであるインド出身のParampreetさん、キャリア関係の仕事をしているオーストラリア人と南米系の方(出身は聞きませんでしたが、おそらく南米系)でした。
話題はビジネス、政治、IT、教育と幅広く、皆さんが何を言っているのかよくわからない部分も。。。もう少し幅広く物事知っていなければと痛感(-_-;)
ビジネスの話をしている時、CIISのParampreetさんが、「Hey Takeshi, look、日本とインドのビジネススタンスの違いについて、インドではこんなストーリーがあるよ」と紹介してくれました。
インドに日本からのコンテナ船が入港しました。その時、船のネジが1本無くなっているのが発覚しましたが、ネジ1本くらい大したことない、と探すことはしませんでした。
今度は逆に、インドから日本にコンテナ船が入港しました。そして、同じくネジが1本なくなっていることに気付きました。日本では、ネジ1本、船内を徹底的に捜索して見つけ出しました。
思い当たるような話は、自分の前職時代にもあります。
海外から取り寄せたとある部品をお客様に納入したとき、部品に小さなキズがついているのが見つかりました。お客様からは「不良品だ!」とお叱りを受け、部品受け取りを拒否されてしまったのですが、部品をつくっている海外の会社では「製品機能に影響するキズではなく問題ない!」と不良品として認めません。
お客様と仕入先の板ばさみになり、かなり苦労した思い出があります。。。
この話の受け取り方は様々だと思います。
日本って面倒な国だなぁ、と思う方もいれば、その細やかさは日本人だからこそ!といった感想を持つ方もいるかもしれません。
Parampreetさんが言いたかったのは、「このスタンスは見習うべきだ」ということでした。
日本人は自分の仕事にプライドを持っている。プライドを持っているから、いい仕事をしようとする。いい仕事ができれば、さらにプライドを持てるようになる。だから、日本製品がここまで世界に認められるようになってきたんだ。Parampreetさんは、自分たちは、教育というサービスを提供するにあたり、個人の人生を大きく左右するので、プライドを持っていい仕事をしていかなければならない。日本から学ぶべきことは非常に多い!!と熱弁をふるっていました。
日本の名だたる企業が窮地に陥っている現在ですが、そういった企業が日本の製品力を世界に広めてきたのは事実であり、「やっぱり日本製品はいい」と海外の友人に言われることもしばしばあります。
私の仕事は、会社の名前の通りオーストラリアの留学です。今は世界的なプレゼンスは少しずつ弱くなっている日本ですが、留学を通して世界に出て行ける日本人が増えて欲しいと願いながら、この仕事に携わらせて頂いています。「世界に認められる」と大きなことは言えませんが、プライドを持っていい仕事をしていこうと努めてます。
ちなみに、逆に、日本から見てインドは?となると、いまいちピンと来ない方も多いかもしれません。そういう私も、インドといわれても、勢いのある国だなぁ、といった印象はあるのですが、具体的にとなると、恥ずかしながらタージマハルやボリウッドといったことしか思いつきません。。。
留学に来たら、色々な国の人たちの話を聞いたり、日本についてどう思うか聞いてみると、意外な発見があって面白いと思いですね(^^)