日本のためにできること


私は昨年の3月11日はゴールドコーストにいて、日本のオフィスや妻からのスカイプの連絡で何が起きているのかを知り、その後はインターネットでの中継を見ていました。あの震災を実際に体験していないということが、自分の中ではとても後ろめたかったので、それからの1年は日本がどうなっていくかについて、しっかり見守っていこうと思っていました。

そして1年が経過し、状況は好転することなく停滞感がずっと漂っています。

ですから、今日からは少し過激になろうと思っています。日本の若者たちには、日本の市場だけを考えている企業に就職しても先は見えているとはっきり言ってあげなくてはならないと思うし、その英語力でグローバルに活躍したいというのは全く無理だよと、現実を知らせてあげなくてはいけないと思います。

日本のことが大切だと思うなら、若いうちは日本のリソースを使わないで、みんな海外に出てひたすら勉強するのか、ワーホリでも何でも稼ぐことを苦労してみることは重要だと声を大にして伝えていこうと思います。それこそが、震災と原発のおかげで大きく人生が変わってしまった方々のために僕ができる大切なことだと思っています。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中