私は昨年の3月11日はゴールドコーストにいて、日本のオフィスや妻からのスカイプの連絡で何が起きているのかを知り、その後はインターネットでの中継を見ていました。あの震災を実際に体験していないということが、自分の中ではとても後ろめたかったので、それからの1年は日本がどうなっていくかについて、しっかり見守っていこうと思っていました。
そして1年が経過し、状況は好転することなく停滞感がずっと漂っています。 ですから、今日からは少し過激になろうと思っています。日本の若者たちには、日本の市場だけを考えている企業に就職しても先は見えているとはっきり言ってあげなくてはならないと思うし、その英語力でグローバルに活躍したいというのは全く無理だよと、現実を知らせてあげなくてはいけないと思います。 日本のことが大切だと思うなら、若いうちは日本のリソースを使わないで、みんな海外に出てひたすら勉強するのか、ワーホリでも何でも稼ぐことを苦労してみることは重要だと声を大にして伝えていこうと思います。それこそが、震災と原発のおかげで大きく人生が変わってしまった方々のために僕ができる大切なことだと思っています。