最近の若者たちと話をしていると、特に震災後は、社会貢献や社会起業に興味を持っている若者たちが増えていることを感じます。彼らはとても純粋で、かつ、あまりにいい子たち過ぎるので、本当に大丈夫なのかちょっと心配になります。
なぜなら、僕は社会企業のモチベーションや会社を動かす原動力のひとつは、既存のサービスに対する「健全な怒り」のようなものだと思うからです。社会がうまくいっていないことに対する怒り、既得権益にふんぞり返っているオヤジたちへの怒り、競合がいい加減なサービスをしてお客様が迷惑していることに対する怒り、そのような健全な怒りはお金や夢と同じくらいその企業の人々を動かす原動力になり得ます。
社会に対して愚痴っているのは確かにみっともない。ただ、大きな志を持ちながら健全な怒りを発する事は大切な事だし、かっこいい。若者にはもっともっと怒っていてほしいです。