天文好きはオージーも熱い


昨日は、太陽の前を金星が通過するということは知っていたのですが、日食用のメガネは日本に置いてきちゃったし、どうしようかなと思っていたら、とてもラッキーな出来事がありました。

ランチのために、家に戻ったら同じエレベーターに元気なオージーのおばさんとおじさんたちが、太陽の話をしていました。今日は金星が通るらしいですよねと話しかけたら、品のいいおばさんが、「これから、うちの望遠鏡でそれを見るのよ。あなたもいらっしゃい」と言って、最上階のペントハウスへ。そこにはお友達と思われる7〜8名のオーストラリア人たちが。

自己紹介をして、私が「NOBU」と名前を言うと、「メルボルンの「NOBU」に行った?」などというセレブな会話が。さすがペントハウスに住んでいるお金持ち。ベランダというか屋上というか、そこには大きな望遠鏡があって、おじさんの気合いの入った解説つきで、いかにこのイベントが珍しい事だとか、太陽の活動が本来ならば11年周期だけど、それが崩れているから天候が安定しないなどの話を聞きました。もちろん、太陽の前を横切る金星の影と黒点なども観察できました。

そのあと、書斎にも連れていかれ、パソコンの中の太陽風に関するスライドでまたレクチャー。なんか、天文系の男の人はどの国でも、話しだすと熱くなりますよね。という訳で、不思議な昼食時間を過ごしましたが、オージーはこういうときに本当におおらかです。

ただ、僕が昔、プラネタリウムの館長をしていたなんて、恥ずかしくて絶対に言えませんでした。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中