写真(3/15の「The Australian紙」)の通り、日本の地震のニュースは豪州を含め世界中で連日トップで報じられています。
中でも、AFP通信(3/15)は「悲劇の中、日本人は世界に感銘を与えた。」と題する記事を寄せています。
同記事では、「半ば空の状態の店舗の前ですら略奪や暴動の兆候が見られず、日本人は落ち着いている。」、「英語のブログ圏のエントリーでは、日本人を冷静であると称し、同規模の災害が西洋諸国で起きた際に果たして同様な態度を取れるのか疑問を投げ掛けている。」と述べています。
又、同記事の中で、ハーバード大学の Joseph Nye 教授は、「今回の災害は日本のソフトパワーに好影響を与えるであろう。」とコメントしています。同教授によると、「ソフトパワー」とは、ある国が他国を(同情では無く)魅了することで如何にその国の goal を達成するか、と言う意味だそうです。日本は今回(災害時でも人々のマナーは良く、冷静沈着で秩序立った行動を示すという)非常に魅力的な特徴を諸外国に示した事で、結果として同国の「ソフトパワー」を高めるだろう、との内容でした。
日本のニュースを見ていても被災された方々はその大きな悲しみを内に秘め、決して取り乱さず、淡々とした印象を受けます。水や食料の配給時も混乱は起きず、何時間も我慢強く並ばれています。都心でも「計画停電」で電車が動かない可能性が高いと分かっていても何とか会社に向かおうとする人々が大勢見受けられました。私は改めて日本の人々の素晴らしさに感銘を受けました。
この様な素晴らしい人々が一日でも早くこの未曾有の大災害から立ち直り、旅行や留学やビジネスで元気に世界を飛び回る日が来る事を切に願っています。