国際化への底力


私は中央線の吉祥寺と三鷹のどちらかの駅を使っています。今日三鷹の駅前でバスの案内板を一生懸命みている韓国人らしい雰囲気の大学生くらいの女の子の2人連れを見かけました。このエリアで外国人の方々に人気があるジブリの美術館への行き方を探しているのだろうと、英語で声をかけてみました。

すると、予想通り韓国人の方で、ジブリ美術館に行くバスを探しているとのことでした。ふたりとも普通に英語ができ、チケットはもう買ってあるなどの話をしながらバス停を案内しました。韓国の若い人達の多くは留学経験があり、履歴書にも留学について書くのが当たり前だということを聞いたことがあります。たぶん、今日会った子たちもそのような若者なのでしょう。オーストラリアでも日本人よりも韓国人の留学生が多い学校もあります。

今、韓国企業は世界でも日本企業に負けない、あるいは分野によってはそれ以上のパフォーマンスを発揮しています。オーストラリアでも携帯電話はサムソンかLGが主流です。HyundaiやKIAなどの自動車メーカーもしっかりとシェアを獲得しています。そのひとつの要因が、国際化、語学力の強さなのだと思います。留学をする若者たちが続いてきたことによって、国際化への原動力になっているのでしょう。人口が日本の半分以下なのに、国際的な地位は肉薄してきている、韓国の若者たちに負けないように、いや勝つとか負けるとかではなく協力して世界を良くしていくために、日本の若者たちも、できるだけ多くの方たちに世界で勉強をしてきてほしいと思いました。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中