ワーキングホリデーという特権


オーストラリアがワーキングホリデービザの協定を結んでいるのは、イギリス、アイルランド、ベルギー、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、フィンランド、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、エストニア、キプロス、マルタ、カナダ、韓国、台湾、香港、そして日本です。これらの国の若者たちは、オーストラリアで基本的に1年間、勉強と労働の2つを同時に出来る特権があります。

このリストを見てもらえれば分かりますが、本当に選ばれた国ということなのです。中国やインドをはじめとするアジアの他の国の若者や南米の国たちの若者は、この特権を与えられていなくてもたくましく世界に飛び出していきます。日本人はこの特権がいかに恵まれたものなのかに気づかないと、グローバルなビジネスでの戦いには参加すらできなくなってしまいます。

ワーホリというと、どうもホリデー、遊びというイメージを持つ方も多いかと思いますが、今、私たちがお世話をしている若者たちはみんな将来の自分への投資として、この特権を使っています。ギャップイヤーという言葉も少しずつ浸透してきましたが、ギャップイヤーに飛び出すための手段として、ワーキングホリデービザというものを見直してもらいたいと思います。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中