先日オーストラリアのビジネス誌を読んでいたら、グローバリゼーションの話が出ていましたが、その定義が日本とあまりに違うので、ちょっとショックを受けました。
日本でグローバル化というのは、英語を使ってコミュニケーションを取れるかどうかで、それからどんなことが先に待っているかはあまり議論されていません。コミュニケーションさえできれば、うまくいくいう幻想の中に生きています。
それに比較して、オーストラリアも含めた欧米諸国のグローバル化は、BRICSなどの新興国やアジアの国々とどうやってうまく共存し、その恩恵をうまく自国の経済に持ち込むかが目標なので、異文化理解とか協同チームの効果的な作り方などが重要視されています。
もう、これだけで、日本はかなり遅れをとってしまっていることが分かります。未だに就職に英語は必要かなどという問題提起をしている時間があったら、とっとと英語はビジネス英語が使えるレベルまで勉強して、その次のフェーズに早く行くべきだと思いました。