どん底を知ったチームは強い


今朝はほとんどの国民が興奮と眠気の中で不思議な朝を迎えているでしょう。もちろんワールドカップでデンマークを3対1で破って、グループリーグを突破したからです。

テレビやマスコミはそれぞれ勝因を分析していますが、私が一番、このチームがここまできた要因として大きいと思うのが、このチームはどん底を見たと言うことです。本戦前では全く勝てないどころか、点を取ることも難しそうなチームが本戦に入って1戦1戦、まるで甲子園で旋風を起こしている高校野球のチームのようにどんどん強くなっていることに、たくましさを感じます。

本戦前にあれだけ、マスコミに叩かれ、評論家たちからもボロクソに批判されていたことで、逆にチームとしてのまとまりが強まったのか、選手それぞれの個性が活きている、素晴らしいチームに変貌しています。どん底を見たことで、自分ひとりでは絶対に勝てないことが全員に浸透したのではないでしょうか。海外で活躍というか、どちらかというか苦労をしてきた選手が多い今回の代表チームは世界との差もわかっているし、耐えることの大切さも分かっているように見えます。だからこそ、チームが本当にひとつになったのだと思います。

苦労をしたからこそ、成功も引き寄せられるし、安易に満足しない今の代表チームがどこまでいくのか、楽しみですね。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中