モンテ

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「どうしてオーストラリアに来たんですか?」と多くの人から聞かれます。

初めてのオーストラリアは16歳のとき。
私が通っていいた高校がノースシドニーのカソリック系のガールズハイスクール
Monte Sant' Angelo Mercy Collegeと提携があったため、夏休の2週間に日本語の
授業を取っている生徒の家にホームステイをしながら、Monteに通うという形の短期留学。

私たち日本チームは学生20名。
それぞれが一人ひとり別家庭に滞在。
受け入れ側はYear9-10くらいで14歳から16歳くらいの学生だったしょうか。

日本出発前には、ホストシスターからお手紙が来ている同級生ばかりなのに、
なぜか私だけ、ホストシスターからの手紙が来ないまま、出発を迎えるという
かなーり、心細い出発だったのを覚えています。

最初の数日はシドニー近郊のブルーマウンテンや観光名所を回り、ホテル滞在。
これから始まる留学気分はすっ飛んで観光を満喫してたものの、いざホストと
対面のときには、怖気ずき、引率の先生に泣きつく学生続出。。。

私が滞在したお宅は、Turrumurra(タラマラ)というノースエリアの閑静な
住宅街にあるお家。
ホストファミリーは、何と孫まで含めたら総勢9人プラス犬一匹という大所帯。
私を入れたら10人。
ホストシスターは学校で日本を勉強しているとはいえ、片言の日本語。
そして私も高校英語、単語をつなげて話すのもタドタドシイ超ビギナーレベル。
なんとか身振り手振りで意思疎通をお互いにとってという感じだったのです。

でも、本当にすばらしいファミリーで、暖かく私を迎え入れてくれました。

そして短期間ではあったけれども通ったオーストラリアの女子高。
授業の受け方や、先生と生徒の距離。
日本の自分の高校との違いなども実際に見て、体験できた貴重なものでした。

休み時間などには、オーストラリアの女子高校生も、日本の女子高校生も言葉は違うけど、
ヤッパリ10台の女の子で片言の英語を並べただけでも、ものすごい話しが盛り上がったり!

英語が出来たらもっと楽しい会話が出来るのに!と思ったものです。
相手を知り、自分を知ってもらうには英語が出来て決して損をすることはありません。

この短期留学でお世話になったホストファミリーには8年前、ワーキングホリデーで
シドニーに戻ってきたときにも、3ヶ月ほど居候させてもらいました。
「マユの二番目の家族なんだから」といってくれるこのホストに出会えたから、
今、私がここにいるんだなーといつも感謝の気持ちでいっぱいになるのです。

2週間の留学は私の人生を変える大きな大きなキッカケとなりました。
あの時、シドニーに来なかったら私は海外で生活をするという事はなかったと思います。

写真はMonteのキャンパス。この短期留学で知り合った20年来のオージーのお友達
の結婚式もMonte校内のチャペルで行われ参加しました。

留学は貴重なお金と時間を費やすことになりますが、短期間でも日本と違う世界へ
ちょっと出てみてはどうでしょう。

あの時、やっぱりオーストラリアに行って良かったな!と思える時間を一人
でも多くの人に体験して欲しいな、と思うのです。

大越 麻結 / Mayu Okoshi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G175)。高校2年の時に、ノースシドニーのカソリック系女子校へ2週間の短期留学。当時、Appleという単語すら聞き取れなかった私を温かく迎えてくれたホストファミリーとの出会いを通じ、またオーストラリアへ来る事を心に決める。その後、アパレル業界勤務、実家家業を経て、2002年ワーキングホリデービザで渡豪。1年の滞在が終わりに近づく頃、何かを得てから帰国したいと考え、専門学校へ進学。Diploma of Public Relationsを修了する。留学業界との出会いはワーホリ時代に遡る。その後、英語学校スタッフとしての勤務、オーストラリア留学センターシドニーオフィスで12年の勤務を経て東京オフィスへ異動。2021年から再びシドニーオフィス勤務。このカウンセラーに質問する