前半の続きです。

考えてもみつからない


" /> やりたいことを見つけよう(後半) - オーストラリア留学センター スタッフブログ

やりたいことを見つけよう(後半)

前半の続きです。

考えてもみつからない


Thinking

「やりたいことが見つからない」と考える方の多くは、「何が自分にできるのか?」「自分にあっているのか?」「そんな仕事しても、認めてもらえるのか?」と考えます。頭のなかで「やりたいこと」と、「やれること」そして、それぞれの「メリット」と「デメリット」を考えます。すると、いろいろな形で”天秤”をかけてしまいます。

思考回路で言えば「会計士はどうだろう」→「でも数字苦手だしな−」→「看護師とかいいかも」→「血は怖そうだしな−」→「ITとかどうだろう」→「スマホしか使ってないから、パソコンとか難しそう」→「やっぱり会計士かな」→「でもお給料はどうなんだろう」..という順序でしょうか。

ただ、残念ながら、”考えて”も、やりたいことは見つかりません。今、この瞬間にすべてを捨てて、山にこもり、滝に打たれながら3年ほど考えれば、何かが見えてくるかもしれませんが、ちょっと現実的な方法ではありませんよね。結局のところ、皆さんが生きている”日々の生活の中”で考えて辿りつけるものは、やはり自分の生活環境内で”想像できる程度”の、ものなのです。

実際、自分がそうでした。ある時に「考えて見つかるくらいなら、既に見つかっているんじゃないか?→なら、とりあえず動いてたら、好きなものが見つかるかも」と思ったわけです。

動くって何?



「野球って楽しいのかな−」と考えているくらいなら、グローブを買ってボールを投げてみましょう。バットで素振りしてみましょう。そうすればいろいろなことがわかります。

ギターが弾きたければ、ギターの動画を見ていてもダメです。まずギターを手にし、自分で音を出してみましょう。

会計の参考書を開いたら、意外と好きになるかもしれません。看護師も授業を受け始めたら、血の色なんて平気かもしれません。ITに興味があるなら、ズバッとパソコンを買って、スマホのアプリを作ってみるのもいいでしょう。

英語も同じです。「英語が話せたらなー」って考えていても仕方ないのです。英語が話せるようになるには、英語を使わなければダメです。なにも始まらないのです。

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結局のところ、考えていても何もわからないんですよね。「やりたいことが見つかっている」人達は、既に動いているだけであって、あなたより少し早く行動するのが早かっただけです。少なくとも、行動すれば好きか嫌いかわかります。重要なのは、「やりきろう」と思ってチャレンジする事と、短期的な結果を求めないことだと思います。

もし、「プログラマー」になりたくても、パソコンを買い、プログラム系の参考書を買って、2ページ目で挫折するのであれば、やっぱりそのの仕事は好きじゃないのでしょう。また、2ページ進んだからといって、バリバリプログラムが組めるわけもありません。ただ、まず行動して、”好きじゃない”という事がわかるだけでも、行動した意味や価値があります。自分探しのモヤモヤを、一つ吹き飛ばせます。

「好きなモノでは食べていけない」という考えもありますが、たしかにそれも一理あります。ですが、食べていけないかどうかは、考えていてもわからないです。

自分も、20年前に今の仕事を目指していて動いていたわけではありません。あの時に「パソコンって楽しそうだな−」と考えるだけだったら、今の仕事とは巡りあっていませんでした。パソコンの仕事探しも「今の知識じゃ無理だろうな」と思ってたら、履歴書を出すこともなく、今頃も部屋の片隅でブラインドタッチをしているオジサンになっていたかもしれません。

実際に”動き始めた”ことで、一つ一つの目標が見えてきました。ただ、それってもとても簡単で確実なことです。

それって、留学していてもしなくても同じじゃないの?


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その通りです。実はオーストラリアに留学しても、部屋にこもって「私って何やりたいんだろ−」と考えるだけであれば、日本で悩んでいても同じです。費用面を考えたら、多分日本でそうするほうが、安上がりです。

ただ、このページを読んで頂いている方は、海外で何か挑戦してみたいと考えている方だと思います。

そして、ここはオーストラリア。日本とはすべてが違います。真夏のクリスマスを過ごすことができ、アイスコーヒーを頼めば、バニラアイスが浮いたコーヒーが出てきます。コンビニエンスストアの商品は高く、おにぎりなんて売ってません。お店のスタッフは定時きっかりに帰り、海は真っ青で、ゴルフ場ではカンガルーが寝ている国です。日本で生活していては経験できない刺激が、そこら中に転がっています。

「海外では様々な国の人達と出会うことができる」というのも、もちろん留学の魅力ですが、この、日本では想像できなかった環境+日本とは違う時間の進み方の中で、新しい事にチャレンジできるというのは、留学の大きな魅力の一つです。新しことにチャレンジできる数だけ、やりたいことが見つかるチャンスも増えます!

「文章長いよ。動画はないの?」と思った方は、スティーブ・ジョブスの伝説のスピーチをオススメします。"点と点を繋げる"という部分は、伝えたい事がドンピシャな内容です。

https://www.youtube.com/watch?v=RWsFs6yTiGQ

「今年こそ動き出したい!」「今年こそ変わるぞ!」と決めた方はもちろん、「ブラインドタッチには全く興味が無いけど、自分と直接話しがしたい」と思った方は、是非ブリスベンまでお越しください。

2016年は、そんなチャレンジする生徒さんを、どんどん応援していきたいと思います。

それでは、今年もよろしくお願いします。

林 真生 / Hayashi Masuyo

オーストラリア、ブリスベン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I008)。日本では販売業、IT関連業に携わり、海外といえば旅行でヨーロッパやアメリカを訪れる程度。そんな中、友人のススメもあり、2002年ワーキングホリデーでゴールドコーストへ。右も左もわからない中、留学代理店(現職)のWEBサイト制作をする機会に恵まれ、1年間夢中で専門知識を身につける。その後、勤務先のサポートを得て2006年に永住権を取得。2年後、新オフィス開設に伴いメルボルンに転勤、約7年間をメルボルンで過ごす。しかし、QLD州の暖かさが忘れられず(?)、 2015年7月にQLD州に戻り、現在ブリスベンオフィスの留学カウンセラーとして、全力で留学生のサポートを行っています。このカウンセラーに質問する