現役大学院生のおともだち。

私が、オーストラリアに入国してすぐに出会い、友達になったYさんという方がいます。

彼女はワーキングホリデーで入国後、”もっとオーストラリアで勉強したい!”と進学を決め、IELTSを取得し、現在はサザンクロス大学のゴールドコースト校で、Master of Professional Accounting(会計学の修士号)を学んでいます。

学期のテストがやっと終わったと言うので、先日彼女の家に遊びに行ってきました。

普段から授業の様子は聞いていて”やっぱり大学院で勉強するって超大変・・・・”とは感じていましたが、その日はある科目の教科書を見せてもらい、驚愕。

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うわっ!なんじゃこりゃ〜〜〜
教科書の分厚さもそうですが、この付箋も凄いですよね?!
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正面から見ても凄い。。。

大学院でのテストは色々な形があるようで、このTax Law and Practiceのテストは教科書は持込可だけど、付箋とハイライトのみ可。(教科書に書き込みをしたり、ペンでアンダーバーをひいてはいけない)なので、大事なところに付箋をつけていたら、このようになってしまったとのこと。
ちなみに辞書は、ハードカバー(本の辞書)はOK。電子辞書は持込禁止だそうです。

ただ、テストは時間が限られているので実際は辞書を引く時間なんてほとんどないため、専門用語などは事前に頭に入れておく必要があるみたいです。

「英語で専門のことを勉強するって大変だね。。。」と言うと

「英語の壁はもちろんあるけれど、それだけじゃない。オーストラリアの文化や習慣を知らないと、困ることが沢山ある」んだそうです。

ある授業で、「Aさんには結婚しているが別居して1年以上経つ妻と、一緒に住んで1年ほど経つBさんがいます。さて、Aさんの配偶者(Spouse)は誰でしょうか?」という問題があったようです。

日本だと、いくら別居をしていても戸籍上の妻が配偶者となると思うのですが、オーストラリアはパートナー制度が成り立つ国なので、この場合はBさんが配偶者と見なされます。また、この場合のAさんとBさんの性別は問いませんので、男性同士&女性同士のパートナーであっても適用されるそうです。

まさにオーストラリアの文化を知らなければ解けない問題ですが、最終的に国際的な会計士として活躍したいのであれば、こういった”海外での価値観”を知っていなければ、仕事が出来ませんよね。


学期中は、大学院の入学手続きを代行した私が”大学進学を進めなければ良かったかな・・・”と思ってしまうほど、本当に大変そうなのですが、頑張っている彼女を見て”私も自分が出来ることを頑張ろう!”と思うのです。

お互い入国した当初は、こんなにオーストラリアにいるとは思っていなかった。人生、何が起こるかわからないものです。
Y、これからも大学生活頑張ってね!
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ゴールドコーストのお勧めカフェBumblesにて、エッグベネディクト♡

さて、現在技術独立永住権のリストにも入っていることで人気のある会計学ですが、クイーンズランド州でお勧めな大学をこちらでご紹介しています。
オーストラリアの大学でチャレンジしたい方は、チェックしてみてください。

関川 祐利弥 / Yuriya Sekikawa

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I094)。ゴールドコースト在住。北海道出身。中高時代、海外の学園ドラマの影響を受け「私もあんな生活がしてみたい!」と16歳でアメリカへ交換留学。ところが現実は理想とは異なり、公共交通機関一切なしのド田舎でのサバイバル生活。1年後、人として、また体型もひと回り成長して帰国。その後、日本の大学を卒業。人材コンサルティング会社勤務を経て、留学業界へ転職。…をしたつもりが、勤務支店が本社に吸収され職を失う。しかしピンチの時には、過去の留学で培ったサバイバル精神が役立つもの。「これは、もう1度海外へ行けということか!」とポジティブ思考で南国オーストラリアへ。現在は、ビーチから徒歩3分のゴールドコーストオフィスで留学カウンセリングと現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する