留学生向けキャリアイベント「International student Career Expo 2026」に参加しよう


オーストラリアでキャリアの一歩を踏み出したい留学生にとって、現地での実務経験や人脈作りは欠かせません。2026年10月、シドニーで留学生の現地就職を支援する新しいキャリアエキスポが誕生します。

◉学生主催の「初・留学生向けキャリアイベント」◉

これまでも州政府(Study NSW)主催のフェアや各大学単独の就職イベントはありました。しかし今回は、全豪留学生代表協議会(ISRC)をはじめ、ニューサウスウェールズ大学大学院生会(UNSW PGC)、シドニー大学大学院生会(SUPRA)といった学生団体が主導し、大学の垣根を超えて立ち上げた初の「留学生特化型合同エキスポ」です。

「企業と直接話す機会がない」「ビザ条件を理解してもらえない」という留学生ならではのリアルな悩みを解決するために、当事者である学生たちが作り上げた点が何よりの特徴です。

40以上の企業・公的機関を一堂に集めるキャリアイベントで、現在も参加企業が続々と増えている状況です。

◉イベント内容◉
エクスポでは、「企業とのコミュニケーション」「プロフェッショナルによる情報セッション」がメインとなります。

オーストラリア国内外で働く人材を探している企業の出展ブースでは、採用担当者と直接話ができるほか、キャリアの構築や労働法、英語力に関する実践的なセミナーなどが終日開催されます。

例えば、当日のセミナーセッションには以下のようなテーマが予定されています。

・From International Student to Professional: How I Started My Career in Australia
(留学生からプロフェッショナルへ:現地就職を果たした先輩の実例)

・AI and Your Career: How to Stay Future Ready
(AI時代におけるキャリア形成と必要なスキル)

大学ごとのキャリアセンターではなかなか聞けない、業界の第一線で活躍するプロや先輩たちからの「留学生向けの生情報」に触れられるのが、イベント参加の大きな価値の一つですね。


【学年別アドバイス】「何を持ち帰るか」目的意識を持って巡ろう


ただ見学するのではなく、自分の状況に合わせて「何を持ち帰るか」という目的意識を持ってブースや会場を巡ることが大切です。


<卒業を控えた方・卒業生ビザの方>
メインの目的は、フルタイム採用や新卒向けプログラム(Graduate Program)への直接アプローチです。

事前に用意した英文履歴書やLinkedIn、30秒の自己紹介(エレベーターピッチ)を武器に、採用担当者へ「自分は何ができるのか」をダイレクトにアピールしに行きましょう。ビザの条件を含め、直接話すことでお互いの誤解を解くチャンスでもあります。

<大学1・2年生(低学年)の方>
目指すべきは、将来に繋がるインターンシップや、実務スキルが身につくパートタイム(バイト)のポジションです。

オーストラリアの就活は即戦力が重視されるため、在学中の早い段階から現場の経験を積んでおくことが、卒業時の大きなアドバンテージになります。

<すべての留学生へ:一番足りていない「ネットワーク」を強化する>
オーストラリアで暮らす留学生が、就職活動で最も苦戦するのは「人脈(ネットワーク)」の少なさです。

この会場には企業だけでなく、さまざまな団体や他大学の学生、現地で働く先輩たちが集まります。企業へのアプローチはもちろんですが、自分の希望するキャリアに必要な情報を集めたり、一緒に励まし合える就活仲間や業界の先輩と繋がれることこそが、このイベント参加最大のメリットになると思います。

「ただ見学に行く」のではなく、「自分の将来のキャリアに必要なものを探しに行く」という気持ちで、ぜひこのチャンスを有意義なものにしてくださいね。


◉参加企業◉
大手コンサルティングファームからグローバルIT企業、公的機関、専門職協会まで、多種多様な組織がブースを出展します。

業界 主な企業・団体
コンサル系 Deloitte、PwC(プライスウォーターハウスクーパース)、 EY(アーンスト・アンド・ヤング)、 FDM Group
ホスピタリティ系 Hilton、 The Star
保険系 Medibank、 Bupa Health Insurance、 Homart Pharmaceuticals
外資系 Tencent(IT)、 iQIYI(IT・エンターテイメント)、 BOE Technology Group、 Geely Holding Group、 Sungrow Australia、 KPay Group
政府・公的団体・国際機関系 City of Sydney(シドニー市役所)、 NSW Department of Education(NSW州教育省)、 NSW Police Force(NSW警察)、Australian Taxation Office(オーストラリア国税庁)、 Fair Work Ombudsman(労働条件基準監督機関)、 CA ANZ(公認会計士協会)、 CPA Australia(公認会計士協会)
※参加企業が日々増えてきていますので、最終的な参加企業の確認は、事前にオフィシャルウェブサイトで確認をしてください。


◉International Student Career Expo26 詳細◉

開催日時 2026年10月8日(木) 11:00 〜 16:00
会場 シドニー・タウンホール(Lower Town Hall-Druitt Streetに入口があります)
住所 483 George Street, Sydney
対象者 オーストラリア国内の大学・専門学校に通う留学生、卒業生、ローカル学生、ワーキングホリデー滞在者など
参加費用 無料。ただし、入場には事前登録が必要です。
公式サイト https://isce.au/
事前予約 https://events.humanitix.com/international-student-career-expo-2026

日本での就職を目指しているとしても、海外でのインターンシップや就労経験は無駄になることはありません。留学生をターゲットにしたこのイベントをきっかけに、さまざまなチャンスを手に入れられるよう、応援していますね。

※参照情報源(一次ソース)
ISCE 2026 公式
City of Sydney公式 What’s On
オーストラリア教育専門ニュースメディア The Koala News


鐵見 尚美 / Naomi Tetsumi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G176)。20代半ば、ワーキングホリデーでオーストラリアに。アデレード、パース、シドニーなどに滞在しながらラウンドする。しかし、思うほど英語力がつかなかったことから、その後ゴールドコーストで語学学校に通い直し、ようやく英語を話せる楽しさを知る。帰国後、海外で得られる経験をより多くの人に、と留学会社に就職。2007年、当時の勤務先のシドニーオフィス立ち上げのためビジネスビザで渡航し、2010年永住権取得。現在はオーストラリア留学センターのシドニーオフィスの留学カウンセラーとして、カウンセリングや現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する