ついに実現!「ウェスタン・シドニー国際空港(WSI)」がオープン


オーストラリアの新年度となる7月。 シドニーでは、約10年の月日を経て、ついに新しい空港がオープンするのをご存知ですか?

現在、シドニーでメインに使われているのは、東海岸沿いの「シドニー国際空港(Kingsford Smith)」ですが、新しくオープンするのは、NSW州第2の経済地区「パラマタ」とブルーマウンテンの間にできた「ウェスタン・シドニー国際空港/Western Sydney International(Nancy-Bird Walton)Airport」です。

シドニーエリアの65%の場所に45分以内でアクセスできる広大な場所に作られたこの新空港。オーストラリアで空港を一から作るのはなんと50年ぶりです!オープンが今からとっても楽しみですね。


※現在はまだ空港がオープンしていないため、空港を見渡せるWestern Sydney International Experience Centreという場所にピンを置いています。


それでは、空港についての様々な知っておくべきポイントについてお伝えしていきますね。

<2026年、2つの開業スケジュール>
オープンのステップは2回に分かれています。

●第1ステップ(7月26日):
まずは「貨物便」の離陸からスタート!翌27日からはカンタス貨物などが本格始動します。

●第2ステップ(10月25日):
一般の旅行者が利用できるようになるのはこの日から。記念すべき旅客第1便はジェットスター(Jetstar)で、このWSI空港からゴールドコーストに向けて出発することが決まっています。(最初の到着便もこのジェットスターの折り返し便です!)

Instagram:@wsiairport

<ここが凄い!新空港の見どころ>
未来プランの第一歩となる新空港。注目したいポイントはこの4つ!

1. 24時間365日オープン:
既存の空港のような深夜の門限(カーフュー)がありません。深夜発着の格安便なども期待できます!

2. ノンストレスな最先端ハイテク技術:
最新の顔認証システムをはじめ、最先端の荷物自動追跡システムなど、手続きや待ち時間を劇的に減らす「次世代のハイテク設備」がたっぷりと導入されています。

3. 地球に優しいサスティナブル(環境配慮)設計:
屋根に敷き詰められた何千枚ものソーラーパネルや、100%雨水をリサイクルして活用するシステムなど、環境先進国オーストラリアの「未来の基準」で作られた超エコな空港です。

4. ザハ・ハディド氏による美しい建築:
世界的な建築事務所が手がけた、ブルーマウンテンズの流線型をイメージした美しい空港ビルは必見です。

Instagram:@austtraveller@wsiairport


<滞在者・留学生はココに注意!>
「新しい空港、さっそく利用してみたい!」 と気持ちがはやりますが、実際に私たちが使うとなると、いくつか知っておくべき注意点があります。

1. 乗り入れ航空会社が限定的
現時点で決定しているのは、ジェットスター、カンタス航空、シンガポール航空、ニュージーランド航空の4社のみ。日本からの直行便は現時点では到着しません。 もし日本から来るみなさんが利用する場合は、「シンガポール経由」か「ゴールドコーストなどの他州経由」となります。

2. お出迎えの空港確認は必須!
「シドニーの空港に到着するから迎えにきて!」とだけ友達や学校の送迎に頼むと、既存のシドニー空港に行かれてしまい、大悲劇になります(笑)。もし、このWSI空港に到着するチケットを手配する場合は、必ず事前にお出迎え場所の確認を徹底しましょう。

3. メトロ(電車)はまだ開通していません
空港へアクセスする予定だった新しい地下鉄(メトロ)は、工事の遅れで2027年以降のオープンに延期となりました。そのため、シドニー空港のように電車でサッと移動ができませんが、メトロに代わって、空港とセントメアリーズ駅を30分ごとに運行する「シャトルバス」が利用ができますので、この点はご安心を!

●30分ごとに無料の空港バス(WSI Link)が運行
WSI Link(無料シャトルバス)は セントメアリーズ駅(鉄道・バス乗り換え駅)とWSI空港から発着します。

運行頻度: 30分ごと
営業時間:日~木: 午前4時30分~深夜0時 /金曜・土曜: 午前4時30分~午前1時
移動時間: 約30分

※このサービスは、空港利用者向けのサービスとなり、メトロが開業し次第終了する予定です。


そして、この国際空港、単に「飛行機に乗る場所」というだけではありません。実はシドニーエリアの大都市計画において、非常に大きな役割を担っています。

<シドニー第3の中心地「Bradfield(ブラッドフィールド)」に隣接>
その大都市計画の最大の目玉となるのが、空港のすぐ横にゼロから建設されている未来型スマートシティ「ブラッドフィールド(Bradfield)」です。

現在、パラマタへの企業移転がどんどん進んでいますが、このブラッドフィールドにもビジネスハブや貨物ハブが建設され、これまでのシドニーCBD(中心部)とはまた一味違った、最先端の近未来都市が誕生する予定です。




WSI新空港のご案内、いかがでしたか??
私は実際に、WSI空港が完成してオープンしたら、ピカピカの空港の姿を、張り切って見に行きたいなと思っています。

これまで「シドニーの未来計画書」の中だけにあった壮大なプランが、この2026年、いよいよ目に見える形になって動き出します。
まさに、シドニーの歴史の「新しい始まり」!今シドニーにいる方だけでなく、これからシドニーに来られるみなさんも、この「シドニーの新しいスタート」を、ぜひ一緒に見届けましょう!

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鐵見 尚美 / Naomi Tetsumi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G176)。20代半ば、ワーキングホリデーでオーストラリアに。アデレード、パース、シドニーなどに滞在しながらラウンドする。しかし、思うほど英語力がつかなかったことから、その後ゴールドコーストで語学学校に通い直し、ようやく英語を話せる楽しさを知る。帰国後、海外で得られる経験をより多くの人に、と留学会社に就職。2007年、当時の勤務先のシドニーオフィス立ち上げのためビジネスビザで渡航し、2010年永住権取得。現在はオーストラリア留学センターのシドニーオフィスの留学カウンセラーとして、カウンセリングや現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する