6月に入り暦の上でもすっかり冬になったオーストラリア。今年のシドニーはいつもより少し早く、朝晩の気温が10度を切ってきました。あっという間にコートの季節です。
冬の季節はやっぱりぬくぬくインドアで楽しみたいと思い、早速オペラハウスに星の王子さまを見に行ってきました。
当日はあいにくの雨でモノクロにもかかわらず、オペラハウスは輝きを放っていて、多くの人がオペラハウスやハーバーブリッジをバックに写真を撮っていました。みんなも久々のイベントだったのかもしれません。もちろん、私も撮りました!
当日は、コロナの影響で何かと規制があったりするのかなと思いましたが、入り口の厳しいQRコードチェックを経て中に入ってからは、結構リラックスした感じ。気持ちが盛り上がります。
オペラハウスには、一番大きなコンサートホールを含め、6つの室内イベントホールがあるのですが、星の王子さまは、その中で2つ目に大きなJoan Sutherland Theatreでの開催でした。
Box officeのあるフロアーでコートを預けたい方は預けて、Joan Sutherland Theatreのある3階へあがります。
3階のフロアでは簡単な食べ物と飲み物を買うところがあるのですが、ここがオペラハウスの端。コンクリートと木でできていて、いろいろなところが帆や波を意識。トイレも波を打っているなどの細かい気遣いもあり、内観もなかなか素敵です。中にはエリザベス女王とフィリップ王配のお名前も。
オペラハウス3階からはボタニックガーデン側も見渡せます。
今回の星の王子さまはいわゆる劇ではなく、予告編では少しアクロバティックな感じ。オペラハウスのカテゴリーでは「マジック」となっていたので、シルク・ド・ソレイユっぽい感じかなと思っていましたが、実際は予想とは全然違いました。とにかく「美しかった」。
キャストはフランスからの方たちでしたが、バレエを基礎していると思われるダンスは動きがきれいで、何気なく決めているポーズは「そうそうできないだろう」というものばかりで素敵でした。
また、大道具と言われるもの(小道具かもしれません)は宙を舞うロープとボールくらいで、後は映像で表現をしていたのですが、これもとにかく世界観が表現されていて美しかったです。様々な規制があっても、好きなことは楽しまないと、ですね。
残念ながら、劇場の中の様子は撮影禁止だったので、ご興味のある方はこちらの予告編を見てみて下さい。
シドニーに留学やワーホリで来られる方の多くは、一度くらいオペラハウスに行ってみたいと思いますよね?
今回の星の王子さまは一番高い席で143ドル、安い席で80ドルほど。ショーを見る場合、通常、オペラやオーケストラなどだともう少し高いです。ただ、見るものによっては意外と安く、実は学生さんでも手の届く費用で見ることができます。例えば、現在上映中のアメリカンサイコは45ドルから、アイダというオペラは48ドルからです。
オペラハウス経験はそれほどたくさんできるわけではないと思うので、シドニーに来たときには、是非一度オペラハウス体験してみてくださいね。
私は次回、現在改装中のコンサートホールでのオーケストラ狙います!
Sydney Opera House HPより