現在TAFE(専門学校)に通学しています。
先日授業で人生初!英語プレゼンをしました。
大学や専門学校に通学していたら避けて通れない、この難関。
コース開始当初、”近代美術史の各時代のアートの技法について、全員にプレゼン発表してもらいます”という先生の説明にワナワナ・ガクガク。
”ネイティブのクラスメイトの前でプレゼン、やだな‥”
”クラスで一番英語が下手くそな私がどのように‥w”
”日本語でも緊張するのに‥”
と、ついついネガティブな感情が巻き起こり、鬱々とした気持ちになりましたw
出番が来るまで約2ヶ月間、次々と他のクラスメイトたちがプレゼンするのを横目に
「あ〜みんなペラペラしゃべってる〜><」
同じく留学生のパートナーになったクラスメイトと、ネイティブだからペラペラ話せるのは当たり前の事実に、毎度ため息をついていました。笑
私たちが担当したのは、1940-50年代に巻き起こった「抽象表現主義」という技法について、歴史背景やテクニック、アーティスト紹介、作品解説をする内容でした。
ふむふむ…。
日本語でも分からんわ‼‼ww
でも、やるっきゃねー‼んです。
準備をしっかり終えて迎えた当日。なんと、プレゼン終了時にまさかのクラスメイト・先生から大きな拍手。
先生からは「今までのプレゼンで、リサーチ内容と発表の姿勢が一番良かったよ」とフィードバックをもらい、クラスメイトからは「すごく分かりやすかった!」「楽しんだよ!」「紹介していたアーティストに興味が湧いた!」など、たくさん嬉しい言葉をもらいました。ホッとしたのと嬉しくて、泣くかと思いました。涙
みなさんプレゼンの予定はありますか?今日は英語プレゼンに向けて私たちが準備したことについてお伝えしますね。
STEP1:作戦・計画
まずはパートナーと作戦会議。図書館に集合して、以下のことを話し合いました。・必ず説明しなければいけない内容の確認
・流れを大まかに決める
・上記を元に、リサーチするべき内容を話し合う
・一旦リサーチ
・リサーチ内容から重要だと思ったポイント・事柄を伝えあう
・より詳細な内容を決める(説明時にどんな例を出すか等)
STEP2:理解を深める
自分がしっかり内容を理解していないと人に説明ができません。
①WEBで詳しくリサーチ
②調べていくうちに、説明したいことが見えるので、それをしっかりメモ
正直、今回リサーチには英語&日本語サイトを使いましたが、なるべく英語サイトのみで踏ん張るのが良いと思いました。
■英語サイトを使うメリット
・英語力UP(語彙力・リーディング力)
・説明時に適した単語が分かる
例)ある文脈の中で <モノ> という単語を使うとします。
<モノ>だけでも色んな単語表現があります。どの単語が適しているか、英文リサーチをしていると自然と見えてきます。
Weblio和英辞書
STEP3:スライドを作る
理解したことを、どのように伝えれば相手に分かりやすいかを一番に考えながらプレゼン資料を作りました。特に私が気をつけたのは以下の事柄です。
①適切な情報量
スライドにはあくまで要点となる単語や固有名詞を書き出し、文章はあまり入れない。その単語を使って言葉で説明していくイメージです。Simple is the BEST!
②写真・動画の厳選
スライドに載せる写真や動画は、説明時に重要となるものを選ぶ。複数ある場合は自分が説明しやすいものを選ぶ。
■STEP4:スクリプトを作る
長時間英語がスラスラ出てくる自信がなかったので、説明時の英文をスライドに基づき準備しました。①話し言葉で作る
話し言葉を心がけることは大事だと思います。例えば何かのサイトをそのままコピペして読んでいたら、絶対にバレます。難しい単語は、分かりやすい単語に置き換えました。
日本語でも、小難しい単語をいっぱい並べて説明されたら眠くなっちゃいますよね。
②飽きさせない
とっても難しいですが、プレゼンは聞いてもらえなければ意味がないと思います。つまんないプレゼンほど無駄な時間はない!
ⅰ)自分がリサーチしていて、すごい!面白い!と思ったことは、みんなにとってもきっと面白いと思ってもらえることです。自分が興味を引いた内容を混ぜることで、説明に飽きがこないようにしました。
ⅱ)聞き手とインタラクトする場面を設ける(ジョークを言ったり、質問を投げかけてみる)
例)
はい、今この絵を見て自分でも描けるって思った人ー?w
Barnett Newman, MomentⅥ
この絵の価格はいくらだと思いますか?
Willem de Kooning, Interchange
答:300億ドル(3.3兆円!)
■STEP5:練習&練習
段階を追ってやりました。回数を重ねるとスムーズになります。絶対に!①スクリプトを読みながら
②スクリプトからなるべく目を離して
③スクリプトなし
★慣れてきたら重要な単語を強調したり、ためたり…工夫してみましょう。
④シェアメイトに聞いてもらう
★一人で練習するのと、人前で話すのは違いました。是非やっておくと良いです。
⑤パートナーとリハーサルをする
ここまでくればこっちのもんです。キーワードは【練習】です。練習すれば絶対大丈夫。口から自然と英語が出てくるようになりますよ。そして、必死に伝えようと勝手に身振り手振りが入るようになります。この段階を踏んだらスクリプトを見ずに自然に話せるようになりました。
とは言いつつ緊張します。でも、クラスメイトに”プレゼンやだよ〜”とメールで愚痴った時にもらったメッセージに、心がずいぶん救われました。
“Oh relax! No one's going to give you a hard time, I’ll make sure. Just keep it flowing, if you mess something up, move on don’t hesitate over it. I know it’s not easy. Even people of English language stumble.”
”リラックスして〜! 絶対クラスメイトみんな、辛いと思うような時間にしないから。プレゼン中、もしメチャクチャになっちゃったとしても、躊躇しないでどんどん進んじゃえ。 プレゼンて簡単じゃないって。ネイティブでもうまくいかないもん。”
友よ…!泣
そもそもプレゼン、ネイティブのみんなも緊張するし、間違えちゃうことや詰まっちゃうことだってあります!それをみんな分かってるし、間違えたからってせせら笑ったりするような人なんていません。
間違えちゃった!頭が真っ白になっちゃった!という時も大丈夫。みんなそうだから!一旦止まって、落ち着いて、練習を思い出してゆっくり戻りましょう:)
大丈夫大丈夫。リラ~ックス!