語学学校時代の英語勉強時間

オーストラリアの大学や大学院進学で語学学校で勉強をして、英語力アップを目指す方も多いと思います。

私もメルボルン大学大学院進学前に、ホーソン・メルボルンで英語の勉強をしました。

私が進学に必要だった英語力は、IELTS6.5(各セクション6.0以上)。

私の語学学校のプランはこちら。

[5週間]進学英語コース1
 ↓
[5週間]進学英語コース2
 ↓
[10週間]IELTSコース

※ホーソンのUMELBP(University of Melbourne English Language Bridging Program)と呼ばれるコースをクリアできれば、IELTSの得点がなくても英語力条件を満たしたものとして、メルボルン大学に進学ができます(一部コースを除く)。

進学英語コース1の入学条件は、IELTS4.5相当。平均的にIELTS6.5までアップさせるには、40週間の勉強期間が必要とされますが、テストを受けて飛び級飛び級で、IELTS5.5相当が入学条件のIELTSコースまで10週間で進むことができました。

留学相談中、こういった話をすると「じゃあ私も短い期間でできますね!」と言われることがあります。

私は日本の学生時代は、定期試験で赤点ギリギリ、英語は大の苦手。それでも平均よりも短い期間で英語力をアップさせることができたので、もちろんできます。

ただし、語学学校のクラス以外でどれだけ勉強するか、が重要になってきます。

私は、語学学校時代、放課後はほぼ毎日18時頃まで残って、図書室で勉強、
家に帰って食事とかして落ち着いたらDVD鑑賞、
週末はシティの州立図書館へ行って勉強、といった生活サイクルでした。

具体的に勉強は何をしていたかといえば、授業の復習以外に、地味なことをひたすら続けていました。

■IELTSの練習問題に取り組む
学校の図書室にIELTSの練習問題があるので、それを利用していました。

■英文雑誌や新聞を読み込む
これも学校の図書室にありますし、州立図書館にもあります。

■リスニング問題を繰り返す
当時はカセットテープ(!)でのリスニング教材がありました(今もカセットテープがある学校も)。

■知らない単語や表現が出てきたらとにかくメモ
1つ単語用のノートを作って常に持ち歩き、時間があれば眺めていました。

■先生を活用する
せっかく語学学校で英語を学んでいるので、ライティングを見てもらったり、エクストラで宿題を出してもらったりと、先生に色々と助けてもらいました。

IELTSコースの時の先生が、8ヵ国語を勉強している言語マニアだったこともあり、英語の勉強についてよく相談に乗ってもらいました。

■DVDで映画鑑賞
ホーソンでDVDを借りることができたので、DVDを観ながらセリフをまねてみたり、メモを取ったりしていました。魔女の宅急便の英語バージョンを観て、ジジのおっさん声にショックを受けた記憶は今も鮮明です。

テレビをみるのも勉強になりますし、ネット環境が大丈夫であればyoutube等で英語の動画をみるのもよいかと思います。

英語の勉強については「IELTS6.0を超える勉強法」もご参照ください。

ちなみに、ただ勉強だけをしていたわけではなく、金曜日夜は友達の家に集まってパーティをしたり、食事に出かけたり、カラオケに行ったりしていることもありました。そして、せっかくメルボルンにいるので週末は友達と遠出をしたりして、遊ぶときは遊んでいました。
英語の勉強は、色々な方法が世の中に出ていますが、最終的にはどんな方法であれ、継続できた人が英語力をアップさせていると思います。

進学を目指して語学学校に通っている方は、ぜひその環境を最大限活かして勉強を頑張ってください!

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する