英語力アップをするにはどうすればいいですか?

オーストラリアの大学や大学院進学の相談をしていると、「日本にいる間、英語の勉強はどうすればいいですか?」といった質問をよく受けます。

日本である程度英語力をアップさせておけば、進学への近道となりますし、実際に留学してからも楽ににあるのでぜひがんばって欲しいのですが、でも、どうすればいいのか?

世の中には、色んな英語勉強のメソッドが出ています。

聞き流すだけで英語ペラペラ!
これだけ知っておけば英語が話せる!
英語脳の作り方!
~式英語勉強法!
・・・等々

正直私にはどの方法がいいのかはわかりません。

どんな方法であれ、英語力アップは、「IELTS6.0を超える勉強法」でも書きましたが、「地道に継続」が一番の近道のように感じます。

よほど言語の天賦の才がなければ、少し勉強して一気に英語力アップはありませんので、継続して勉強しなければなりません(一度、超短期間でIELTS5.0から6.0にアップさせて大学進学を成し遂げ、「英語の天才か!」と思う人に出会ったことはあります)。

日本にいると忙しい日々の中、なかなかまとまった英語勉強の時間が取れないと思います。

まとまった時間は取れなくても、youtubeでも英語の勉強はできるし、便利なアプリもたくさん出ているので、例えば通勤通学中やちょっとした隙間時間を利用して英語の勉強をすることもできると思います。

そして、自分自身に合った勉強法を見つけることも大切です。

継続するって、結構大変なので継続できる方法が必要です。

私自身の経験でいえば、私は集中力がなく結構飽きっぽいので、同じ教材をずっと使ったり、同じことの繰り返しだと継続することができません(Lesson 1の次はLesson 2、3、4と順番にやるのが苦手なんです)。ですので、毎日違う英語のサイトやニュースサイト、雑誌なんかを読んだりして、変化をつけて勉強をしていました。

また、「英語力アップ」といっても、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの何をアップさせたいかによっても、勉強方法を変えなければなりません。

スピーキングならやはりアウトプットが必要ですし、ライティングは闇雲に書いても大学・大学院で通じる文章力は身に付きません。しっかりとアカデミックライティングの構成を理解して、論理的に書いていくトレーニングが必要となり、伸ばすのが難しい分野の1つです。

英語力アップは、一夜漬けでどうにかなる方法はないので、地味ですが「地道に継続」でがんばって頂ければと思います。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する