オーストラリアの変な地名

何気なくオーストラリアのニュースサイトを閲覧していたら、「Foul Bay, Banana, Nowhere Else and other Australian places with weird names」のタイトルの面白そうな記事を発見。

確かにオーストラリア、「何でこの名前!?」と思う地名があります。
どんな地名があるのか、いくつかを記事からご紹介。
PA042139

「Foul Bay」-南オーストラリア州

ファウルベイ、「ファウル」と聞くと野球をイメージするかもしれませんが、不快とか不潔といった意味もあります。こんな名前を付けられてさぞかし汚い場所かと思いきや、実際は、とても美しいビーチだそうです。

なぜこんな名前になったのか、この場所は投錨して船を停泊させることが難しい場所で、探検家のMatthew Findersが、停泊できる場所を見つけることができず、「ふざけるな!」とこんな名前をつけたそうです。

なんて感情的な理由。。。


「Useless Loop」-西オーストラリア州

ユースレスループ、役に立たないループ、なんのこっちゃと思いますが、この場所、モンキーマイアへ行く時に通りました。モンキーマイアへの旅については、こちらをご覧下さい。

「ユースレス」なんて名前を付けられていますが、実はこの場所、日本の三井出資の会社が年間160万トンものを塩をつくる、オーストラリアの一大製塩所なのです。

ユースレスループの名前の由来は、1800年のフランスの探検隊が砂州に阻まれてシャークベイに入れなかったことだとか。


「Nowhere Else」-タスマニア州

日本語にするとなんでしょう、「他に場所はない」みたいな感じでしょうか?Nowhere Else、実際はファームランドが広がる場所だそうです。

元々この地域にあった道が放牧場で終わっており、「どこにも行けない」ということでこの名前がついたとか。でも、今はさらに道が続いており「nowhere else」ではなくなっているそうです。


「Come by Chance」-ニューサウスウェールズ州

これだけだと「偶然起こる」といったような意味ですが、この場所は人口200人以下の小さな町。

何が偶然かといえば、William Collessという方がクジに当たり、その地域の土地をゲットしたことだとか。Williamさんが、これは「come by chance」だと思いそれが土地の名前になる、って一体どんな経緯があったんだろうか。

PC260004


他にも変な地名とその由来が掲載されており、詳細はニュースサイト、「Perth Now」の2015年9月15日の記事「Foul Bay, Banana, Nowhere Else and other Australian places with weird names」をご覧ください。

留学中、滞在都市の気になる地名の由来を調べてみても面白いかもしれませんね。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する