オーストラリアに留学したきっかけ


先日、学生と社会人の交流会に出席したときに聞かれた質問。
「なんでオーストラリアに留学したんですか?」

実はこの質問をされると、かなり困ってしまいます。

そもそも英語が苦手だった男が、留学をする、という決断だけでも一大事。
さらに、なぜオーストラリアか、ということになると、う~ん。。。

大学3年生の終わり、確か3月だったと思います、普通に就職活動をしていました。ところがある日、朝起きて「そうだ留学しよう」と突然思い至り、就職活動を全てやめました。

そして、大学卒業後にオーストラリアへ留学したのです。

なぜオーストラリアへ留学したか。
きっかけそのものは「突発的」だったのです。

さすがにこれでは説明になっていないので、もう少し掘り下げていくと。。。 
おそらく「焦り」があったんだと思います。

何の焦りかといえば。

それは、この先、国も企業も充てにできな時代がくるなぁ、といったものが一つ。そして、他のアジア諸国を見ていると、これから日本がどんどん追い抜かれていくだろうなぁ、という不安がもう一つ。これからは、自分の力でなんとかしていかなきゃ、とこんなことを漠然と考えていました。

自分の意識のどこかで、留学して英語を学び、専門を学び、色々な国の人と出会うことが、将来の武器になる、と考えていたのではないかと思います。

では、なぜオーストラリアだったんでしょうか?

オーストラリアは、高校の頃に2週間だけ行ったことがあったので、なんとなく親しみがありました。そして、これから伸びてくるだろう、アジア諸国の人たちと出会える場所がオーストラリアかな、と思ったのでした。

留学そのものは突発的に決めましたが、よくよく考えてみると、こういったことを考えていたんだと思います。そして、オーストラリアに留学してよかった、と心の底から思えます。

しかし、

就職活動をやめて突然留学する、と言い出した息子に、両親がよく反対しなかったなぁ。。。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する