私の住んでいる街の議会選挙も今週末に近づき、JRの駅でも多くの候補者の方たちがビラ配りや挨拶をしています。しかし、通行する人々はほとんどビラも手に取らないし、候補者の名前も残念ながら誰一人覚えていません。それなのに、朝早くから夜遅くまで駅で頭を下げている候補者を見ていると、マーケティング的に間違っているとしか思えないのです。哀れみで投票をしてくれる人もいないでしょうし、この時間をもっと別の時間に使ったらと思います。
前回の投票結果を見ると、私の街では2,000人の得票で当選しています。2,000人をどのように獲得するか。娘のFacebookの友人の数は数百人ですし、そんな人はざらだと思うのです。となると、もし100人の友人がそれぞれ20人の友人に投票をお願いしたら、それで当選です。たぶん、現時点でも当選は確実だと手応えを感じている候補者もいるでしょうし、そんな人は駅前で自分の名前を叫ぶ必要もないのでしょう。 昔の人がこうやって成功したから、同じ方法でマーケティングをするということはどんな業界でも見受けられます。私たちの会社が、そのように市場と離れてしまわないように、いつもいつも新たなチャレンジをしていきたいと思います。