シドニーは先週末より数日の間は夏日が続いていたのですが、最近は毎日上下10度程気温が変わり、寒かったり暑かったりです。
ですが、例年通り11月に入れば皆さんの大好きな毎日35度超えの日々がやってきます。もう少しです。
さて、今回は私が今までに履修してきた科目の中で一番興味深い科目の授業内容をご紹介させて下さい。
なかなか勉強をしていると、「単位が取れればいいや」や「他の科目もあって忙しいからこのくらいでいいや」となりがちかもしれませんが、私にとってこの科目は「もっと受けたい」と思える授業内容でした。
ISSUES IN APPLIED FINANCE【応用財務における重要点・問題点】日本語訳はこんな感じでしょうか?
この科目は【CAPSTONE UNIT】と呼ばれ、最後のひと仕上げ的な科目です。オーストラリアの大学に通われている方やこれから入学予定の方は、ご安心下さい、全学部もれなくそれぞれのCAPSTONE UNITが受講できます。というより、卒業する為に必要なので取らないという選択肢はありません。
なぜ、この科目がそこまで興味をそそるのか?
一つ目の理由は、まず講師が毎レクチャー変わる事です。
例えばですが、
一週目の授業はオーストラリアの金融機関を取り締まる委員会【ASIC】で現役で活躍され、金融機関の監査をされている方が、金融機関における規制、教育水準や倫理観についての授業をしてくれました。
六週目はオーストラリア最大の投資銀行のマッコーリー銀行の副社長によるベンチャーキャピタルインベストメントについての講義。この授業では今流行のスタートアップ(創業時のUBarやairbnb等)の評価の方法、投資・追加投資基準や、成熟した企業の評価方法などを学べました。この週はとくに面白かったです。
七週目はマッコーリー大学出身で現在SMBC Australia【三井住友銀行オーストラリア】のチーフアナリストが市場分析、企業分析と製品分析についての講義後、分析と投資判断の関係性を分かりやすく説明してくれました。
二つ目の理由は、講師たちに就職相談等についての質問を授業終了後に自由にできる時間があります。大学生にとって、お話しがしたくてもなかなか会えるチャンスが無いような第一線で活躍されている方々に直接質問し、その場で応えてくれるのはいい刺激になりモチベーションにもなります。
もちろん多くの学生が一斉に講師の元に集まり列を作るので、あまり時間は取れません。しかし、数分ですが私も聞きたい事を聞けました。
私の質問は毎回、「仕事とプライベートのバランスについて」でした。金融機関と聞くとどうしてもハードワークで帰りが遅いイメージでしたが、彼らはプライベートの時間をとても大切にしているようです。しかし、仕事に対する志、情熱、準備はずば抜けて高いように感じました。
これから、CAPSTONE UNITを受講される皆さん、ぜひ社会に出る前のステップとして真剣に向き合ってみて下さいね!!
最後に、文章だけのブログで退屈かと思いますので先日学校に突如現れたスタントジャンプをご紹介します。みんな期末テスト前でストレスがたまっているんですね、ジャンプしたい気持ちにもなります。

私はというと、感覚が日本人過ぎるので遠くの方から写真をとり、ささっと図書館に戻りました。
大丈夫です、やりたい訳ではなかったので後悔していませんよ?