ペナルティは高額!タックス・リターンは忘れずに!

個人でのタックス・リターンは10/31まででしたが、みなさんお済みですか?登録税理士を利用すれば5/31まで可能ですからまだの方はできるだけ早く済ませましょう。

さもないと、こんなことになっちゃいます…(TдT)
とある金曜日の夜。ワーホリ時代の約半年をともに過ごした友人からメッセージが…

「ATO(Australian Tax Office:オーストラリア国税局)からペナルティが$2700来たんだけど…どうしたらいい?」

しかも、翌月に就職先の出張でオーストラリアに来る予定があり、その前に解決したいとのこと。

とりあえず、その文書を転送してもらうと、

"①2013/2014年度 ②2014/2015年度 ③2015/2016年度の3年分タックスリターンが申告漏れになっているのでそれぞれ約$900ずつ、合計約$2700のペナルティを支払いなさい。”

という手紙でした。

話を聞くと、2014年7月に帰国した友人は①のタックスリターンについて登録税理士とやり取りしていたが、新生活でバタバタの中、途中で手続きを中断してしまっていたとのこと。

「そりゃーしょうがない…(。ŏ﹏ŏ)とりあえず①についてはペナルティを払ってタックス・リターンしようね。②③については、申告する必要なかったということをATOに電話かメールで確認して指示を受けた方がいいと思う。」

友人がATOに連絡したところ、③についてはペナルティの支払不要だったけど、②はペナルティを支払う必要があるとのこと。なぜなら、友人が最後に働いたのは2014年6月だったのですが、最後の給与は2014年7月に受領していたから(オーストラリアの会計年度は7月1日~翌6月30日で、タックス・リターンは受領ベース)。

というわけで、友人は2年分のタックス・リターンをし、2年分のペナルティ約$1800を支払うことになったのでした…

結局、タックス・リターンで返戻金はあったものの、2年分のペナルティ+税理士費用+両替&送金手数料などでマイナスでした。それでも若干程度のマイナスでラッキーだったと思います。きちんとタックス・リターンしておけば返戻金は友人のものだったのに…もったいない。

友人は前年のタックスリターンを登録税理士に依頼していたため文書が登録税理士へ届き、そこから連絡を受けたようですが、中には住所不明・連絡先不明で連絡が来ていないだけの人もいるかもしれません。2017年7月の税法改正以降、所得税のチェックは厳しくなっており、ビザや入国情報とATOの情報もリンクされている様子。今後、「オーストラリアに対して負債がある」ということでオーストラリアに来る際にビザが下りなかったり、入国の際に問題になったりする可能性も否めません。

オーストラリアにいる間は、年度末になるとタックスリターンの話は必ず出てくるので、「やらなきゃいけないな」と自覚することができますが、オーストラリアを離れる方(日本へ帰国する方、他国へ移動する方)は特に気にかけておく必要があります。忘れそうな方は通常の時期より前に申告することも可能です。また、私の友人のように6月で仕事を辞めて帰国するという方はその翌期までタックスリターンの義務が発生していることがありますので要注意です。そして、タックス・リターン不要な人もNon-Lodgement Adviceの提出は必要ですので、忘れないようにしましょう。

もし、ペナルティなどの通知を受け取ったら、内容を確認し、わからないことや間違っていると思うことがあればATOに確認しましょう。英語に不安がある人は日本語の通訳サービスを受けることもできます(詳細はATO 日本語ホームページでご確認ください)。

以上、タックス・リターンは忘れずに申告しましょう!というお話でした。

*オーストラリア留学センターではタックス・リターンなどの代理提出は行っておりません。オンラインでの申請方法など詳しいお手続きについても回答しかねます。

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

オーストラリア、ゴールドコースト在住。会計業務担当。日本の大学で国際経済学を学んだ後、金融関係の会社に9年間勤務。趣味は海外ひとり旅。働きながら短期留学を含め19カ国を訪問。職場にも恵まれ楽しい日々を送りながらも、幼い頃から抱いていた海外で生活してみたいという夢を捨てることができず、2012年オーストラリアへ。語学学校に通い、憧れていた大自然の中でのローカルの仕事を経験。翌年、このまま帰国することに物足りなさを感じ、再び語学学校へ。卒業時にIELTS6.5を取得し、サザンクロス大学の会計学修士課程(Master of Professional Accounting)へ進学。2015年11月、同大学を卒業し、現職。