タックス・リターン手続きの変更(FY2019/2020)

7月に入り、オーストラリアは新会計年度に入りました。ということは…

そうです。タックス・リターン(Tax Return:確定申告)の準備をする季節になりました。

さて、今年度はタックス・リターンに関わるシステムに変更がありました。雇用主から「タックス・リターンに関する情報をmyGovで確認してね」「今年はPAYG Payment Summaryないから」と言われて戸惑っている方もいるかと思いますので、この変更についてシェアしますね。
by NY-http://nyphotographic.com/ (2015) / CC BY-SA 3.0

2019年7月から源泉徴収手続きに関しSingle Touch Payrollというシステムが稼働しました。これにより、同システムを雇用主が利用している場合、これまでメールなどで受け取っていたPAYG Payment Summary(ペイメントサマリー)という書類に代わり、FY2019/2020からはIncome Statement(インカムステイトメント)をオンラインで確認する方法に変更になりました。

オンラインで確認する?どうやって?ということでIncome Statementの確認方法です。

【myGovを登録して確認する】

個人で確認するにはmyGovへの登録及び、ATO(Australian Taxation Office:国税局)との紐付けが必要です。myGovとは、オーストラリアの公的サービスのプラットフォームで、登録することで様々な公的サービスを一括して管理することができます。

myGovの登録の仕方:わかりやすい説明(英語)
myGovにATOをリンクする方法:説明動画(英語)(1:40あたりから)

*注意!:オーストラリア国外にいてSMSの利用ができない方は、登録の際 Enter your mobileはSkip this stepをクリック

すでにmyGovに登録し、ATOとの紐付けが完了している方は、雇用主側の手続きが完了次第、”New myGov inbox message”というメールが送られてきます。受領したら、myGovにログインしてメッセージ及びIncome Statementを確認しましょう。

なお、ATOに電話し書面で送ってもらうこともできますが、自分でオンラインでのタックスリターンをする場合はどちらにしろ上記の手続きが必要になります。登録税理士(Tax Agent)を利用してタックスリターンをする方は、個人での確認は不要です(下記参照)。

【登録税理士を利用する】

登録税理士を通してタックス・リターンをする場合、登録税理士は専用のオンラインサービスから顧客の情報にアクセスすることができます。myGovの利用が難しい方、タックスリターンに関する英語力や専門用語の理解に自信のない方は登録税理士の利用をオススメします。

なお、Single Touch Payrollを利用している雇用主は7月31日までに確認手続きを完了することになっています。この日を過ぎても確認できない、且つPAYG Payment Summaryも受け取っていないという方は、雇用主に確認しましょう。

 

*このブロクの情報は2020年7月9日現在のものです。
*タックスリターンについてはこちらのページも参考にしてみてください。
*オーストラリア留学センターではタックス・リターンのお手伝いはしておりません。

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

日本在住。会計業務担当。日本の大学で国際経済学を学んだ後、金融関係の会社に9年間勤務。趣味は旅行、散歩、カフェ巡り。働きながら短期留学を含め19カ国を訪問。職場にも恵まれ楽しい日々を送りながらも、幼い頃から抱いていた海外で生活してみたいという夢を捨てることができず、2012年オーストラリアへ。語学学校に通い、憧れていた大自然の中でのローカルの仕事を経験。翌年、このまま帰国することに物足りなさを感じ、再び語学学校へ。卒業時にIELTS6.5を取得し、サザンクロス大学の会計学修士課程(Master of Professional Accounting)へ進学。2015年11月、同大学を卒業し、現職。