TAFE(州立専門学校)の可能性


先日ゴールドコーストのTAFE(州立の職業専門校)のエージェントに対するセミナーがあったので参加してきました。場所はゴールドコーストで最も高いビル、Q1、その展望コーナーの上の階にある会議室で30名程度が集まりました。

ゴールドコーストのTAFEは永住権取得のルールが改正される前までは、様々な分野の技術を学び永住権取得にむけて頑張っていた日本人の若者たちが数多く通っていました。ただ、最近の永住権への道がかなり厳しくなった段階では、その道をあきらめたり、大学進学へ変更したりする人が増えています。

そんな中で、TAFE自身も危機感から、様々な投資や販促活動を進めています。新校舎の開設やインテリアの改装など、学びやすい環境づくりというところでしょうか。

今回、改めて感じたことは、オーストラリアの高等教育のシームレス化です。TAFEで自分の興味のある分野にまずはトライしてみてDiplomaという日本で言うところの専門学校卒業資格を取得すると、多くの大学の2年生に編入できる道筋が獲得できます。日本では、また一から大学の入試を受けて入り直して、ということになってしまいますが、こちらではほとんどすべての高等教育が州立なので、編入などのしくみがとてもスムーズなのです。

またTAFEに入学するにあたっても、TAFE自体の語学学校に通ってもいいし、私立の優良な語学学校とも連携しているので、勉強が無駄になるということがあまりありません。ですから、語学力についても高い目標を持ってオーストラリアに来ることで、次の人生の目標が新たに見つかっていく人も多いのです。

TAFEについてまとめている記事はこちらですので、参考にしてみてください。
http://www.aswho.com/tafe

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衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中