先日ゴールドコーストのTAFE(州立の職業専門校)のエージェントに対するセミナーがあったので参加してきました。場所はゴールドコーストで最も高いビル、Q1、その展望コーナーの上の階にある会議室で30名程度が集まりました。
ゴールドコーストのTAFEは永住権取得のルールが改正される前までは、様々な分野の技術を学び永住権取得にむけて頑張っていた日本人の若者たちが数多く通っていました。ただ、最近の永住権への道がかなり厳しくなった段階では、その道をあきらめたり、大学進学へ変更したりする人が増えています。
そんな中で、TAFE自身も危機感から、様々な投資や販促活動を進めています。新校舎の開設やインテリアの改装など、学びやすい環境づくりというところでしょうか。
今回、改めて感じたことは、オーストラリアの高等教育のシームレス化です。TAFEで自分の興味のある分野にまずはトライしてみてDiplomaという日本で言うところの専門学校卒業資格を取得すると、多くの大学の2年生に編入できる道筋が獲得できます。日本では、また一から大学の入試を受けて入り直して、ということになってしまいますが、こちらではほとんどすべての高等教育が州立なので、編入などのしくみがとてもスムーズなのです。
またTAFEに入学するにあたっても、TAFE自体の語学学校に通ってもいいし、私立の優良な語学学校とも連携しているので、勉強が無駄になるということがあまりありません。ですから、語学力についても高い目標を持ってオーストラリアに来ることで、次の人生の目標が新たに見つかっていく人も多いのです。
TAFEについてまとめている記事はこちらですので、参考にしてみてください。
http://www.aswho.com/tafe