母国語での苦手意識を取り払おう

諸事情により自転車通勤から遠ざかっていましたが、先週から再開です。
毎日ジリジリ焼けている感じがとてもします。。。

ブリスベン支店の入っているビルの地下に更衣室があり、自転車で通学をしている日はいつもそこで着替えをしているのですが、先日久々に清掃のおじさまと再会。(以前はよく会っていましたが、ここ1ヶ月会っていませんでした。)

その時交わしたとっても短い会話が・・

おじ:G’Day!元気だった?久しく見ていなかったけど。
私:元気だったけど、自転車で転んでしまって、怪我をして自転車に乗れなかったの。
おじ:そうだったんだね。大丈夫だった?日本にホリデーで帰ったのかと思っていたよ。
私:航空券高いので、この時期は帰らないよ。
おじ:そうなんだね。(お仕事が済み)じゃあね、良い1日を‼︎

こちらの会話、時間にすると約1分間で、何てことはない短い会話です。
でも、 見知らぬ人やあまり相手のことを知らない人と短い時間で会話を成り立たせることは大切だけど、実は難しい。。

というのも、振り返ってみると日本にいると、このおじさまのように、たまに同じ場所で会うけども、接点がない方と短い会話をする機会はほとんどないように思います。(話しかけないし、話しかけられないからでしょうか。)
日本語でしてこなかったことは、例え言語が英語になったとしてもすぐには出来ないし、それが出来るようになるためにはそれなりに努力をしなければいけないなと感じます。

私の話にはなりますが、中学高校時代、私は国語がとても苦手でした。
特に現代文の時間がとても苦痛で、この人物の心情はどこに書いてあるのか、文章中から「それ」を意味するものを書きなさいなどの問題は特に苦手でした。

中学に進学し英語を学習し始めて、新しいことを覚えるのはとても楽しかったことを覚えていますが、英語の伸びにつまずきをを感じたのは、高校時代大学入試の問題を解き始めてから。リーディングが難しくなるにつれ、文章の意味は理解出来るけれども、答えが分からないという現代文で苦手な箇所で引っかかってしまいました。。

「リーディングは読んで慣れていくしかない」というその当時の英語の先生の指導により、沢山文章を読むようにして少しずつ克服していきましたが、今も英語試験問題のリーディングは苦手分野です。
4039376792_44b22600e6
by Mulberry24
もし、日本語で何か不得意の分野があるのであれば、英語の勉強、オーストラリア渡航前にまずは日本語での苦手意識をなくすことをお勧めします。

ライティングが苦手な方で、日本語で小論文などを書くの練習をしてこず、文章構成や接続詞の使い方が分からない場合は、英語での書き方を教えてもらっても、いずれつまずく可能性があるでしょう。そして書くという練習をしていないと、長い文章も書けないかと思います。

日本で勉強、教科書と向き合うのが好きではないと、英語の勉強や進学した際に忍耐強く頑張ることが出来ないかもしれません。

政治や自国の文化に興味がなく、日本語で新聞を読んだりニュースをチェックしていないと、語学学校の授業やお友達との会話で話題についていけないこともあるかもしれません。

私が最初に書いた本当に短い会話も、How are you?の答え方のフレーズを増やすのではなく、日本語でも少し短い会話を成り立たせてみようと意識してみると、英語での会話でも長く話せるようになるのではないかと思います。

新しい言語を学ぶ際は、母国語での習慣や苦手意識を克服することで、より効果が得られるのではないかと思います。
というわけで、私もリーディング部分克服に向けて頑張っていきたいと思います‼︎

常盤 恵 / Megumi Tokiwa

オーストラリア、ブリスベン在住。豪政府公認留学カウンセラーPIER認定資格保持(QEAC登録番号:J249)。小学校の特別支援学級の担任を経て、オーストラリアに留学。シドニー到着後、自転車人口の多さに驚き、ロードバイクデビュー。その後、ワーキングホリデーで再渡航し、留学代理店で働き始める。留学サポート業務の魅力に出会い、2014年7月から現職。ブリスベン支店より留学カウンセリングと現地サポートを行う。
2016年からはトライアスロンを始め、ローカルチームに加入し毎朝5時15分からの練習に参加のため、早寝早起きの毎日。目標は高く日々トレーニング中です!
※ブリスベン支店スタッフとして2019年12月まで勤務(ブログはその当時の内容となっています)このカウンセラーに質問する