海外送金手数料ってどうなっているの?

学費の支払時、留学生の場合は日本から生活費を送ってもらう時など、海外送金を利用する人も多いと思います。今回は多くの方がご利用されているドル送金の場合の海外送金手数料についてご紹介します。
海外送金にかかる手数料

海外送金する場合にかかる手数料は下記の4つです。

① 海外送金手数料:日本の金融機関(銀行など)に支払う手数料。楽天銀行750円から三菱東京UFJ銀行窓口送金手数料7,500円まで様々です。

② 両替手数料:日本円を豪ドルに変更する手数料。1豪ドルあたり通常0.5~3円。為替相場にこの金額を上乗せした金額が店頭に表示されているので、ここに手数料が発生していることを認識している人は少ないかもしれません。

③ 仲介手数料:日本の銀行からオーストラリアの特定の銀行へ送金する場合、直接その銀行へ着金する場合もありますが、取引契約の関係上、オーストラリア国内の別の銀行を経由して着金する場合もあります。その中継銀行の手数料です。

④ 受取手数料:自分が送金する口座がある銀行の受取手数料です。

 

仲介手数料&受取手数料

直接指定した銀行に着金する場合は仲介手数料がかかりませんので、受取手数料$12~$15となります。一方、別の銀行を中継した場合は、仲介手数料+受取手数料で$20~$30の手数料が発生します。しかし、日本には140以上の金融機関、オーストラリアにも30以上の銀行があり、この経路やそれぞれの銀行での手数料を把握することは難しいのが現状です。
よって、当社で一旦学費などをお預かりし学校などへお支払いする場合、お客様が送金する際に日本の銀行がこの仲介手数料と受取手数料を明確に示せる場合はその金額を、そうでない場合には$20(郵便局から振り込む場合は$25)を仲介手数料+受取手数料として送金金額に加算していただくことになっています。

一部の銀行などでは、「受取手数料は受取人負担なので支払う必要がない」とご案内されているケースもあるようですが、その手数料は着金時にお客様が送金された金額から差し引かれますので、この手数料が別途加算されていない場合は「学校への支払額が不足する」ということになり、留学のお手続きがスムーズに進められません。

 

まとめ

実際に、当社へ学費などをドル送金いただく場合必要な手数料は下記のとおりです。
  • ①海外送金手数料を送金金額をは別に直接銀行窓口へ支払います。インターネットバンキングを利用した場合には、別途口座から引き落とされます。
  • ②両替手数料は両替の際に差し引かれますので特に気にする必要はありません。
  • ③仲介手数料+④受取手数料を送金額に加算してください。この金額がはっきりわからない場合は$20(郵便局から送金する場合は$25)を加算してください。
 

当社へ学費などを送金いただく場合は、受取手数料(現地着金手数料)はお客様にご負担いただくことになっております。スムーズなお手続きのためにも仲介手数料や受取手数料を請求額に加算して送金するのを忘れないようにしてくださいね!

 

*この情報は2016年8月22日現在のものです。

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

会計業務などを担当しています。

日本の大学で経済学部を卒業後、金融関係の会社での勤務を経て、2012年にワーキングホリデーで渡豪。「1年しかないなら、やりたいことは全部やる!」を目標に、大自然の中でのローカルの仕事などを経験。翌年、就職活動で英語力を証明するためのIELTSを学びに語学学校へ入学し、卒業時にIELTS6.5を取得。もっと学びたいと、サザンクロス大学会計学修士課程(Master of Professional Accounting)へ進学。2015年11月に同大学を卒業し、現職。

趣味は旅行、散歩、カフェ巡り。これまでに20カ国を訪問。オーストラリアでもたくさんの都市に出かけました。オーストラリアで出会ったコーヒーも大好きです。