メルボルン歴史探検!〜メルボルンセントラル〜

さてさて皆さんがメルボルンに持っているイメージってどんなものがありますか?

★オシャレなカフェがいっぱい♪
★ファッショナブルなお店が並んでいる♪
★スタイリッシュな街並み♪

などなど結構近代的でオシャレ!って感じのイメージが強いのかなという気がします。

今回僕が紹介したいのが、オシャレなメルボルンの中に自然に溶け込む歴史的な建造物!

今回のテーマは。。。

メルボルンセントラル!!!

ふふふ、意外じゃないですか?知ってました?ここに潜むあるモノ!
メルボルンセントラルといえば、メルボルンセントラル駅があり、ステイトライブラリーの目の前にあります。
RMIT大学の最寄りの駅がまさにここ。

メルボルンセントラルのグランドフロアにはOptusやTelestra、可愛い雑貨屋さんや洋服屋さんがあり、待ち合わせ場所にも使われている大きな時計があります。
この時計ある一定の時間になると動き出すカラクリ時計でもあるんです!


そんなオシャレなお店が並ぶメルボルンセントラル。
その中で圧倒的な存在感を放つ歴史的建造物というのは・・・

コチラ!
Photo by melbournecentral.com.au

名前が「The Coop's Shot Tower」
ショットタワーというのは、散弾を作る為の鉛を最上階まで持っていき、塔の上部から溶けた鉛を細流にして約40mの高さから落とします。するとそれが小さい玉になって下の水槽に落ち、冷却されて散弾となる仕組みです。

Photos by melbournecentral.com.au

1889年に建てられたこのショットタワー、1961年まで使われていたそうです。

そして1970年代に「ユニークで特有なランドマーク」として遺産リストに登録されました。
その後ショットタワーを保護する為の大工事が行われたのですがレンガで作られている為工事をするにも一苦労。
ショットタワーの周りを慎重に掘り進めていき地盤をしっかり固める作業に大変な時間と費用がかかりました。

さらにこのショットタワーを保護すると同時にメルボルンセントラルをショッピングセンターにするという計画があがり1人の建築家が選ばれました。

それがまさかの日本人
知っている方もいるのではないでしょうか?

建築家であり、思想家でもある黒川紀章さんです。
公式サイト:KISHO KUROKAWA architect & associates

この決してシンプルではない都市計画。
都市の発展を目指すだけではなく、メインの目的はこのショットタワーの保存と維持です。
そこで黒川さんが考えだした解決策が、20階分ものガラスを円柱上にして設置しショットタワーを包み込むという方法。
まさにThe NewとThe Oldの融合!


今まで何も気にしていなかったこの建物。
こうやって歴史を知ることで一気に近しいものに感じます。
さらにこれを設計した人が日本人だなんて!!

そしてそしてこの約130年前に建てられたショットタワー実は中に入れちゃうんです!!!

その名も
「Unlocked Tours」

メルボルンの歴史学者であるDale CampisiによるこのショットタワーのUnlocked Tours!
普段は見れないこの歴史的建物の内部を隅々まで案内してくれるそうです。
なんてエキサイティングなツアー!
このツアーは完全予約制。
各ツアー最大12名までで、費用は10ドルかかります。

詳しくは公式サイトからご確認ください。
Unlocked Tours

みなさんも是非住んでいる街の歴史的背景に触れてみるのはいかがでしょうか?
よりその街が愛着あるものになっていくと思いますよ!

長屋 翔 / Nagaya Sho

初めての留学は、ブリスベンでの短期留学。その後日本でメディア関係の会社に就職し、3年が経った頃に「もっと英語を話せるようになりたい」「海外でもっと長期間生活したい」と考え、ワーキングホリデーでシドニーへ。最初の2ヶ月間は語学学校に通い、その後ローカルのホテルで働く機会を得ました。英語のみで働く環境はとても刺激的で、英語力も一気に上がったと思います。1年間の滞在後、再び学生ビザでオーストラリアへ。現在はメルボルンで学校に通いながら、オーストラリア留学センターメルボルン支店で皆様のサポートをさせて頂いております。

※メルボルン支店アシスタント・スタッフとして2016年2月から2018年4月まで勤務(ブログはその当時の内容となっています)このカウンセラーに質問する