クリスマスホリデーを使ってタスマニアに行ってきた話。今回はお役立ち情報第2弾「ホバートの交通について」です。
ホバートの公共交通機関
タスマニア州の公共交通機関はバスのみです(観光列車はありますが)。メトロ・タスマニア(Metro Tas)がホバートの他、ランセストンとバーニーで運行しています。バスの路線は市内に張り巡らされており、ホバート市内には約90ルートもあります。運行時間や本数は曜日によって異なります。例えば、ホバート市中心部とタスマニア大学を結ぶルートは平日は7:00~23:00まで(金曜日は1:00まで)10分おきに運行されていますが、土曜日は8:00~1:00まで1時間に2本、日曜日及び祝日は9:00~20:00まで1時間に1本となります。土日はかなり本数が減るので注意が必要です。グリーンカード(Greencard)
弊社インスタグラムより
メトロ・タスマニアのICカードです。日本のSuicaやPASMOのようにチャージして乗車時に運転席横に設置されている機械に乗車時と降車時にタッチするだけです。
Greencard以外に現金でバスを利用することもできますが、Greencardを利用すると20%オフの運賃で利用できる他、最初の乗車から90分以内の乗り継ぎであれば1回の利用として計算される、1日の課金上限が決まっており何回乗ってもその日最初の利用が平日9時前であれば$9.40(それ以外は$4.70)等のメリットがあります。
学割運賃
タスマニア大学、Tas TAFE、Tasmanian College of Englishに通うフルタイムの学生は学割運賃でバスに乗ることができます。現金の場合は、バスの運転手に支払をする際に学生証を提示します。Greencardを利用する場合は学生証を提示してConcession Cardを購入します。オンラインで購入する場合には、登録の際にConcession Optionsで” I am a full time student of an eligible educational institution”を選択するとConcession Cardが送られてきます。なお、乗車の際には必ず、学生証を携帯してください。カードの購入方法
Elizabeth StreetにあるMetro Shopの他、市内のGreencard Agentで購入できます。Concession Cardなどは*のついたGreencard Agentでしか取り扱っていませんので注意しましょう。Metro Tas (Greencard Agents)
オンラインで申し込む場合は、2週間程度でカードが手元に届きます。
カード購入の際にデポジットを含め$20の入金が必要です。
カードの登録方法
オンライン以外の方法でカードを購入したら、下記のサイトからオンライン・アカウントのActivate(有効化)手続きを行います。Metro Tas (Greencard Activate)
リチャージの仕方
リチャージの方法はいくつかあります。- バスに乗る際に運転手に現金を支払リチャージする。
- Metro ShopなどGreencard Agentでリチャージする(EFTPOS, Credit Cardなども対応可)。
- オンライン・アカウントからリチャージする。
- オンライン・アカウントでオート・リチャージを登録しておく(残高が少なくなったら一定の金額が自動的にリチャージされる)。
路線・時刻表・ゾーン・交通費
<路線・時刻表>路線と時刻表はMetro Tas (Maps & Timetables)から確認できます。
<ゾーン - ホバート>
<交通費 - ホバート>
トリップ・プランナー(Trip Planner)
エリアを選び、出発地と到着地、到着予定時刻を入力し「PLAN MY TRIP」とクリックすると候補のルートが表示されます。出発地や目的地はバス停名の他、住所、建物の名前(ホテルや学校など)を入力することが可能です。右側の三本線をクリックすると乗り継ぎなど詳しいルートや時間が表示されます。バスの乗り方
前方のドアから乗車し、運転手に現金を支払うか、運転席横の機械にGreencardをかざして乗車します。日本のようにアナウンスや表示がないので、自分がどの停留所で降りるのか目印を確認しておく必要があります。停留所が近づいたらボタンを押します。下車する際にはドライバーに「Thanks!」と言って降りるのがスマートです。ちなみに、ホバート(Hobart)とランセストン(Launceston)などの都市間や内陸部の観光地へはTassie Linkなどの長距離バスを利用して移動することも可能です。私もランセストンからホバートへ移動する際に乗りましたが、大型バスの大きな窓から眺める景色も気持ちがよかったです。途中停車する名前も分からない20件ほどの小さな集落の建物がドールハウスみたいで可愛かったのも印象的でした。車の運転に自信のない方もこのような交通機関をつかうとタスマニアの旅を楽しむことができますね!