オンライン取引に注意!〜詐欺に遭いそうになった話

こんにちは。ゴールドコースト支店の田中です。
みなさんもオーストラリアへ来て一度は閲覧したことがあるであろうオンラインのクラシファイド掲示板、Gumtree (ガムツリー)。シェアハウス探しや、商品の個人売買で利用する方も多いと思います。
今回は、そんなオンライン取引の注意点をお伝えしたいと思います。
事の発端は、私が車を売るためにガムツリーに広告を出したことに始まります。
どうせ値切られると思ってかなり高めの金額で設定したのですが、早速問い合わせが。「友達が君の車に興味があるみたいなんだけど、もしまだ売れていなかったら彼にメールしてあげてくれないか」と、その「友人」のEメールアドレスが記載されていました。

この時点では特に疑いもせず、とりあえずメールしてみました。するとすぐに返信が来て、「息子の卒業祝いとしてサプライズ・プレゼントにしたい。もしすぐに広告を取り下げてくれるなら300ドル上乗せしてもいい。しかし自分は仕事が忙しく、車の確認に行けないので、不具合や傷がないか正直に教えて欲しい。また、西オーストラリアに輸送するので、エージェントがピックアップに行く」という内容でした。
息子さんへのプレゼントというストーリーをすっかり信じてやりとりをしていた私。いざ支払いの段階になって、「先にエージェントに手数料を払わないと、ピックアップの日程を決められないのだが、自分は忙しくて手続きができない。手数料を上乗せして払うので、そこから車の代金を差し引いた額を君がエージェントへ払ってくれないか」と。
何かおかしいなーとは思いましたが、その後Paypalからメールが来て、「Jamesさんがあなたに$◯◯払いました。しかし、手数料$500をエージェントへ払わないと、あなたは残りのお金を受け取れません。ついては、Western Union※を通じて、以下の支払い先に振り込んでください。」との指示が。さすがに、お金を受け取る前に自分の口座から$500払うなんて怪しすぎると思い、「Paypal Western Union Scam」とインターネットで検索。すると同様のケースがヒット!やはり。。Paypalからのメールはフェイクで、実際支払いはされておらず、$500だけ騙し取られるというオチのようです。

こちらのサイトに実際のメールの文言が掲載されていましたので参考までに。

※Western Union とはオンラインの国際・海外送金サービスです。
しかし、Paypalを装ったメールはちゃんとPaypalのアドレスからだったし、取引を中止した後も、免許証の写真を送ってきて信じ込ませようとしたり、手口が巧妙で怖いです…

というわけで、オンライン取引は、買うときだけではなく、売るときも要注意です!うまい話には乗らないこと。特にPaypalやWestern Unionなどのオンライン支払いサービスでトラブルが発生する事が多いので、みなさんくれぐれも気をつけてくださいね。

田中 和佳子 / Wakako Tanaka

Griffith UniversityのMasterコースにてSportManagementを専攻しています。ビジネスの観点から、競技振興や選手のサポートに関わるべく日々勉強中です。社会人経験を経てからの留学は覚悟のいるものでしたが、新しいことにチャレンジして失敗しても、やらないで後悔するよりは絶対良い!と信じて飛び込みました。迷った時はいつも、女子サッカー元日本代表、澤穂希選手の言葉『どの道を選ぶかではなく、選んだ道で自分がどれだけやれるか』を思い出すようにしています。

※ゴールドコーストオフィススタッフとして2017年7月から2018年1月まで勤務(テキストはその当時の内容となっています)