さて、前回の【為替相場について】応用編①でお話した為替相場に影響を与える要因を日本とオーストラリアについて具体的に見てみましょう。
日本とオーストラリアについて現在一般的に言われていることをまとめてみました。
しかし、日本円と豪ドルの為替相場に影響を与えるのは、この2国間の状況だけではありません。上記以外にも世界的なリスク動向として、アメリカ大統領選挙(2016年11月)、Brexit(2017年前半?)、中東情勢への懸念、世界各国でのテロ発生懸念などがあげられます。表のように日本円は世界一安全な通貨とも言われているため、他の国で何か起こった場合に、その国の通貨を売る対価として日本円の需要が増える(円高)となることが多々あります。また、オーストラリアは中国との貿易が約30%を占めるため、中国の景気が停滞すると豪ドル安になる傾向も見られます。
言うまでもなく、将来どのように為替相場が動くのか予想することは非常に難しいです。しかし、せっかくの機会なので世界中のニュースに目を向けて、最適な換金のタイミングを図ってみるのも悪くないと思います。送金方法の選び方とあわせて、為替相場についても考えてみると、留学のためにしっかり準備してきたお金を有効に使えるかもしれませんね。
*このブログの情報は2016年10月17日現在のものです。