所得税率の変更(FY2020/2021)

メルボルンのロックダウンも解除され、新型コロナウイルスの影響も落ち着いてきたオーストラリア。次は経済回復ということで政府の施策が始まっています。

このうち、需要喚起のための所得税率軽減が先日の政府予算発表でありました。ワーキングホリデービザ保有者や留学生にも関わるこの施策が10月13日より施行されましたので、この変更についてシェアしたいと思います(詳細はATO(Australian Taxation Office:国税局)のサイトをご確認ください)。
by NY-http://nyphotographic.com/ (2015) / CC BY-SA 3.0

変更された所得税率は後述するとして、現時点で何が変わるかというと、源泉徴収率(Tax Tables:支払者が天引きして国に支払う所得税の利率)が変わるので同じ給与でも手取りが今までより増える可能性があります。所得税率(Income Tax Rates)は年間の収入に対して決まっていますが、源泉徴収率は給与支払毎に「週給〇〇ドルの場合は△△ドル」「2週間で〇〇ドルの場合は△△ドル」などの形で所得税率とは別に決まっているのですぐに手取りに反映されます。源泉徴収率はATOのサイトにて確認できます。

この源泉徴収率の変更は2020年10月13日以降の給与支払から適用されますが、11月16日まで雇用主に対しては移行期間が設けられています。なお、所得税率の変更はFY2020/2021(2020年7月1日~2021年6月30日)の全期間に適用されるため、10月12日以前の分や移行期間分もTax Returnで調整することになります。

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新旧の所得税率表の比較

【非居住者(学生ビザでコース期間が6ヶ月未満など)】
【居住者(学生ビザでコース期間が6ヶ月以上など)】
【ワーキングホリデー】

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入国制限が続いているため人手不足になっている業種も出てきており、地域によっては飲食店などのホスピタリティ系業種の求人も増えているようです。オーストラリアで収入を得た方はTax Returnも忘れないようにしてくださいね。

*このブロクの情報は2020年10月29日現在のものです。
*タックスリターンについてはこちらのページも参考にしてみてください。
*オーストラリア留学センターではタックス・リターンのお手伝いはしておりません。

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

日本在住。オーストラリアではゴールドコーストに6年、アデレードに1年半、オーストラリア中央部に半年滞在していました。

会計業務担当。日本の大学で経済学部を卒業後、金融関係の会社に9年間勤務。職場にも恵まれ楽しい日々を送りながらも、幼い頃から抱いていた海外で生活してみたいという夢を捨てることができず、2012年ワーキングホリデーで渡豪。「1年しかないなら、日本ではやらないこと・できないことをやろう」と大自然の中でのローカルの仕事を経験。翌年、就職活動で英語力を証明するためにIELTSを学びに語学学校へ。卒業時にIELTS6.5を取得。もっと上を目指したいとサザンクロス大学の会計学修士課程(Master of Professional Accounting)へ進学。2015年11月、同大学を卒業し、現職。

趣味は旅行、散歩、カフェ巡り。これまでに19カ国を訪問。オーストラリアでもたくさんの都市に出かけました。オーストラリアで出会ったコーヒーも大好きです。