オーストラリアで就職活動② – 7つのステップ

オーストラリアの大学・大学院を卒業した場合のオーストラリアでの就職活動についてシェアするブログ、第2弾は就職活動の大まかな流れについてシェアします。

留学を活かす日本での就職活動についてはコチラから
(ブログ「海外留学生は日本での就職活動が難しい?」も参考にしてみてください)
オーストラリアでのアルバイトを探しについてはコチラから
(ブログ「アルバイト探しのコツ」「ローカルジョブをゲット!」も参考にしてみてください)


1. インターンシップやアルバイト、資格取得などを通して即戦力になる準備をする。

前回お話ししたとおり、オーストラリアでの就職活動では「大学で何を学んだか」「即戦力になれるか」が重要です。ですから、大学の科目は学術的に高いレベルを目指すだけではなく、そこから実務として使える知識まで広げておく必要があります。例えば、AccountingであればMYOBなどの会計ソフトを学んでおくと大学で学ぶ簿記の知識を「実務として使える」ということになります。また、時間の許す限り、インターンシップや大学で学んでいることと関連する企業でのアルバイトなどを通して、スキルを磨いておくことも大切です。

2. 自分の状況を把握する。

日本では「法学部出身のキャビン・アテンダント」「農学部出身の銀行員」なども珍しくありませんが、オーストラリアでの就職活動では、大学などで学んだことや経歴などとかけ離れた職業へ応募することはあまり効率的とは言えません。企業は即戦力がほしいわけですから、経験の乏しい新卒者がいきなりマネージャーの求人に応募して職を得ることも難しいでしょう。まずは、自分の知識・スキル・経験などを把握し、自分に適した仕事を探すこと、そして自分がどのようにその企業に貢献できるのかアピールすることが鍵になります。

また、留学生にとっては自分のビザの状況や見込みを把握することも大切です。

3. 情報収集をする。

自分の状況が把握できたら、それに適した仕事を探します。日本と同様、求人サイトを使うのが一般的ですが、オーストラリアの就職活動で重要なのがネットワーキング。職業団体主催の会合や勉強会に参加したり、職業専門のSNSなどを使うのもネットワークを広げる有効な手段です。

4. CVを書く/アップデートする。

就職活動において、まず最初に企業にアピールする機会が履歴書です。オーストラリアでの就職活動においてはレジュメではなくCVを準備しましょう(レジュメとCVの違いについては次回シェアします)。求人に応募する場合は、作成したCVをそのまま提出するのではなく、各企業用に内容を修正してから提出するのなどの手間も大事です。面接などの前にはそれぞれに提出したCVを見直します。また、合わせてLinkedinなどのSNSのプロフィールもアップデートするのも忘れずに!

5. 企業へ応募する。

準備ができたら、企業に応募します。この際も、カバーレターやメールの文面に簡単に概要をまとめアピールするのを忘れないようにしましょう。カバーレターの書き方などについてはインターネット上にたくさんの例があがっていますので、自分に適したものを見つけて参考にするといいと思います。

6. 面接の準備と練習をする。

前回お話したとおり、「どんな人を採用したいか」という点が、日本とオーストラリアでは大きく異なります。また、日本とオーストラリアではマナーも異なる場合があるので、日本で就職活動を経験した人もオーストラリア向けに面接の準備をする必要があります。

7. 応募後はフォローアップする。

CVを提出してもなかなか返事が来ない場合は、ちゃんとレジュメを見てもらえているかどうかわかりません。何も連絡がなければ、メールで状況を尋ねてみる、オフィスに電話してみる、オフィスに直接行ってみるなどフォローアップをします。実際に顔を見せることで次に繋がることもあります。

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

会計業務などを担当しています。

日本の大学で経済学部を卒業後、金融関係の会社での勤務を経て、2012年にワーキングホリデーで渡豪。「1年しかないなら、やりたいことは全部やる!」を目標に、大自然の中でのローカルの仕事などを経験。翌年、就職活動で英語力を証明するためのIELTSを学びに語学学校へ入学し、卒業時にIELTS6.5を取得。もっと学びたいと、サザンクロス大学会計学修士課程(Master of Professional Accounting)へ進学。2015年11月に同大学を卒業し、現職。

趣味は旅行、散歩、カフェ巡り。これまでに20カ国を訪問。オーストラリアでもたくさんの都市に出かけました。オーストラリアで出会ったコーヒーも大好きです。