どのATMを使っても手数料無料?

昨年の話ですが、「オーストラリアでは、銀行が儲けすぎている」というのがニュースになりました。その結果を受けて(?)2017年10月より、4大銀行*同士のATM利用では、現金を引き出す際に徴収していた2ドルの手数料が無料になっています。ただし、これはオーストラリア国内で発行された4大銀行のバンクカードのみに適用されますので、ニュージーランドで発行されたANZ銀行のバンクカードは対象外となります。

私が口座を持っている銀行のATMが近くにあり不便なことがなかったので利用したことはなかったのですが、先日試しに他の銀行のATMで引き出してみたら、確かに手数料は取られませんでした。
オーストラリアでは、EFTPOS(日本でいうところのデビットカード)の普及が著しく、テントが並ぶ週末のマーケットのお店でさえEFTPOSの端末を持っていて、現金は不要のことが多いです。友達と食事に行った際にまとめて支払った場合のお金のやり取りも銀行のアプリを使って行うので、現金を持ち歩くことが少なくなりました。だからこそ、急に現金が必要になった場合にすぐ近くにあるATMを口座を持っている銀行に関係なく使えるのはとても助かります。

また、オーストラリアの観光地やファームは人が少ない辺鄙な場所にある場合も多く、近くにあるATMが限られていることもあります。例えば、人気の観光地ウルル(エアーズロック)があるユララにはANZ銀行のATMしかありません。ANZ銀行以外の銀行に口座を持っている人にとっては引き出し手数料無料で利用できるのは嬉しいですね。

ただし、気をつけなければならないこともあります。オーストラリアのATMでは挿し込んだカードが出てこないという現象がたまに起こります。この「吸い込み」が起こった場合に、他行ではカード番号などからお客様の照会ができないため、スムーズにカードを返却してもらえない可能性もあります。ですから、他行のATMを使うのはやむを得ない場合のみにした方がいいかもしれません。

ATMの利用方法についてはコチラのサイトを参考にしてみてください。

 

*4大銀行

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

日本在住。オーストラリアではゴールドコーストに6年、アデレードに1年半、オーストラリア中央部に半年滞在していました。

会計業務担当。日本の大学で経済学部を卒業後、金融関係の会社に9年間勤務。職場にも恵まれ楽しい日々を送りながらも、幼い頃から抱いていた海外で生活してみたいという夢を捨てることができず、2012年ワーキングホリデーで渡豪。「1年しかないなら、日本ではやらないこと・できないことをやろう」と大自然の中でのローカルの仕事を経験。翌年、就職活動で英語力を証明するためにIELTSを学びに語学学校へ。卒業時にIELTS6.5を取得。もっと上を目指したいとサザンクロス大学の会計学修士課程(Master of Professional Accounting)へ進学。2015年11月、同大学を卒業し、現職。

趣味は旅行、散歩、カフェ巡り。これまでに20カ国を訪問。オーストラリアでもたくさんの都市に出かけました。オーストラリアで出会ったコーヒーも大好きです。