1ヶ月はあっという間に過ぎていき、3月のワーキングホリデーのセミナーを開催しました。今回も様々な、思いを持ちオーストラリアを目指している若者に会って、とてもエネルギーをもらいました。ただ、すべての方に共通して言えることは、日本という国のシステムに疑問を持っているということでした。今この国にとどまって悶々と暮らすよりも、オーストラリアの青い空の下で、語学力を身につけ、今後拡大するアジア経済の中で活躍するチャンスを見つけたいということでした。私は、このような行動する若者が増えていくことしか、今の日本の閉塞状況を変えることはできないと思います。
かつて華僑の方々が世界各地に街を作り、ネットワークを作ってきたことが、現在の中国の世界経済進出を容易にしているひとつの理由です。アメリカやヨーロッパに日本人が進出するのは、なかなか大変です。しかし、アジア・オセアニア圏内にもっと日本人が進出して、現地の方々と融合して調和して生きていくことが、数年後の日本の経済によい影響を与え、経済圏を広げることにもつながるのだと思います。
今、トヨタをはじめとして、世界から日本のものづくりが疑問を持たれるようになってしまい、日本製品はかっこいいというイメージもだんだん薄れてきてしましました。そんな状況の中で、どんどんうちにこもり、鎖国化している日本に希望は見いだせません。少しでも若いうちに、少しでも多くの若者が、少しでも長く海外生活を経験してもらえればと思います。