3ヵ月後の飛躍


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語学学校ってどのくらい行くと効果がありますか?これもよく留学生の方から聞かれる質問のひとつです。これはその期間どのくらい真剣に学校の授業や課題に取り組むかによるのですが、一生懸命取り組んだと仮定して、多くの留学生からの意見を参考にすると3ヶ月頃に一つのハードルを越えた気がするというのが多い意見です。

最初の3週間くらいは、新しい国で新しい環境に興奮して何もかもが楽しい時期です。カルチャーショックの研究でよく言われる「ハネムーンの時期」です。違う国の友人も出来るし、学校も新鮮でなんか自分が英語の世界で生きてるということで満足してしまいます。

ところが、このハネムーンの時期が楽しければ楽しいほど、どかーんと落ち込みが1ヶ月後くらいから2ヶ月くらいまで続きます。英語はあまり上達した気がしないし、せっかくできた友人たちとも深い話ができないし、なんか仲間はずれになってきている気もするし、、、すべてがネガティブになっていきます。これがカルチャーショックの第2段階で、何割かの留学生はここを乗り切れなくて、日本人同士でつるみだして、その国や学校の悪口を言い合って、成果の出せない留学で終わってしまいます。

このネガティブなときに必要なのが、私たちなのではないかと、最近実感しています。その留学生の方にとってみれば、本当に苦しい時期、自分はちゃんとやっていけるのかどうか不安で眠れなくなる方もいます。だけど、それが多くの仲間たちが通ってきた道であれば、その先にどのような世界が待っているかを私たちは教えてあげることも出来るし、愚痴を聞いて上げることもできるし、支えてあげることも出来るからです。

こうやって3ヶ月くらいを乗り切ると、不思議とリスニングも聞けるようになっているし、スピーキングも上達しています。これは頑張った人への贈り物のようにみんなにやってきます。

そして留学やワーキングホリデーのお楽しみはそこから先なのだと思います。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中