語学学校ってどのくらい行くと効果がありますか?これもよく留学生の方から聞かれる質問のひとつです。これはその期間どのくらい真剣に学校の授業や課題に取り組むかによるのですが、一生懸命取り組んだと仮定して、多くの留学生からの意見を参考にすると3ヶ月頃に一つのハードルを越えた気がするというのが多い意見です。
最初の3週間くらいは、新しい国で新しい環境に興奮して何もかもが楽しい時期です。カルチャーショックの研究でよく言われる「ハネムーンの時期」です。違う国の友人も出来るし、学校も新鮮でなんか自分が英語の世界で生きてるということで満足してしまいます。
ところが、このハネムーンの時期が楽しければ楽しいほど、どかーんと落ち込みが1ヶ月後くらいから2ヶ月くらいまで続きます。英語はあまり上達した気がしないし、せっかくできた友人たちとも深い話ができないし、なんか仲間はずれになってきている気もするし、、、すべてがネガティブになっていきます。これがカルチャーショックの第2段階で、何割かの留学生はここを乗り切れなくて、日本人同士でつるみだして、その国や学校の悪口を言い合って、成果の出せない留学で終わってしまいます。
このネガティブなときに必要なのが、私たちなのではないかと、最近実感しています。その留学生の方にとってみれば、本当に苦しい時期、自分はちゃんとやっていけるのかどうか不安で眠れなくなる方もいます。だけど、それが多くの仲間たちが通ってきた道であれば、その先にどのような世界が待っているかを私たちは教えてあげることも出来るし、愚痴を聞いて上げることもできるし、支えてあげることも出来るからです。
こうやって3ヶ月くらいを乗り切ると、不思議とリスニングも聞けるようになっているし、スピーキングも上達しています。これは頑張った人への贈り物のようにみんなにやってきます。
そして留学やワーキングホリデーのお楽しみはそこから先なのだと思います。