語学学校の質はいつも変化している


オーストラリアの現地にいると、留学生の方から学校に関するフィードバックをほぼ毎日いただきます。できるだけ、口コミ情報を入力してもらってそれをWEBサイト上で多くの方々と共有していますが、日本人の場合なかなか悪い事は記入されないので、クレームなどの情報は私たちの社内で蓄積されていきます。

不思議なもので、昨年まではとても評判が良かった学校にクレームが増えていったり、それとは逆にあまり推していなかった学校の生徒からすごく良かったというフィードバックをもらって、視察に行くとすごく良くなっていたりします。本当に学校は生き物だと思います。

そのように質が変化する理由はとても簡単で、「すべては人」だからです。学校を取りまく関係者は、経営者、スタッフ、教師、生徒、つきあっているエージェント、、、など多岐にわたっています。それぞれの人々の考え方や動きによって、学校の質はいつも変化しているのです。私はよく、学校のマーケティングスタッフにどのエージェントが頑張っているのかを聞くようにしています。それによって、どんなタイプの生徒が多いのかを想像する事ができます。あるいは生徒には、教師の質について聞くようにしています。例えば新人の教師がどんどん入ってくる学校は要注意だったりします。

私たちの会社には、このような現地でしか集める事ができないリアルな情報を蓄積して、留学生たちの学校選びをお手伝いしています。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中