若い技術者たちの戦い


ロボットコンテストって今まで何度かテレビで見たことがありましたが、なんとその決勝大会を観覧するチャンスをいただけました。

来年の3月にパースに研修に来られる鹿児島高専のチームを応援しに国技館に行ってきました。パースと鹿児島は緯度が南北でそれぞれ32度ということで1974年から姉妹都市となっています。様々な交流をされていますが、私たちも少しだけ教育の分野でお手伝いをさせていただいています。

地方予選でベストタイムだった鹿児島高専チームは第1シードで、安定した動きと操作をするチームワークの良さで、厳しい戦いを僅差で勝ち上がって、初優勝を勝ち取りました。応援団と同じ場所に座らせてもらい、皆さんと感動を共有でき、久々に興奮した1日でした。

高専は中学卒業後5年間で大学卒業レベルの勉強や技術を学ぶ、日本の技術者たちを育成するための大切な教育機関となっています。私のように文系の人間にはあまりなじみが無かったのですが、今回のコンテストを見て日本の10代の若者たちの技術力の凄さを実感しました。2足歩行のロボットが走り、人力車を引き、そして2メートルくらいの場所に吊るされた輪っかに鍵を引っ掛ける、そんな難しい課題をクリアしてゴールする姿は、ちょっと前では最先端の技術者でも難しかったレベルのことだったと思います。

このような若者たちが自分たちの技術をさらに磨いて、日本や世界ですばらしいもの作りに貢献していく時代がくるのが本当に楽しみです。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中