留学とキャリア①


皆様、こんにちは。
パースは今日も快晴です。(ストームの予報はどこへ?という感じです。珍しいことではありませんが。。)

留学カウンセラーとしては、まだまだ未熟ながら、今日は少し前職と絡めたお話をしたいと思います。

去年の今頃は人材会社の一営業でした。
営業と一言でいっても、企業と求職者の間に常に立つポジションでしたから、1日に多いときで10名以上の求職者とお話しすることもありました。

その中には少なからず、留学やワーキングホリデーの後に日本で職探しをする方もいらっしゃいました。
ですので、そんな方々にキャリアカウンセリングする機会も沢山ありました。

ここでは1年間ワーキングホリデーで語学留学とアルバイトをして帰ってこられた、ある求職者のお話をします。

私は職探しのサポートが任務でしたので、まずは希望職種をヒアリングをします。
すると、「できれば英語を使った仕事をしたい」という答え。

「では英語を使ってどんな仕事をしたいか」と掘り下げると、「とにかく英語が使えればこだわりはない」とのこと。

ここまで聞いていると、
一見、すぐに仕事が見つかるような気がしますね。
しかし、なかなか思い通りにいかない、と悩んでおられました。

何故でしょうか。

結論から申し上げますと、そもそもそれでは企業の求める人材とギャップが出てしまうためです。

「とにかく英語を使いたい!」という方に、人事担当者が考えるのはあくまで「英語スキル以前に会社にどんな貢献をしてくれるか」ということです。
英語はその貢献をするためのツールでしかありません。

英語を話せれば今後のキャリアに繋がる、と考える方はとても多いですが、それだけでは根本的にいうと少しずれてしまっているのです。

逆にそれがわかっている方は、英語を使った職場環境を一番には挙げません。
もちろん、スキルによって英語力をアピールすることは大切なことなのですが、ビジネスシーンでの英語力がある方にはわざわざ始めから英語環境を希望しなくても、自ずとそういうポジションのオファーがくるのです。
今の時代、海外のマーケットに全く目を向けない会社はないのですから。

大切なのは、英語を使ってどんな成果を残せるか、なのです。

留学後、または海外生活後のキャリアが不安な方はとても多いですし、そういったお問い合わせも少なくありません。

留学前に今一度、考えておくことを整理します。

①自分のゴールを必ず決めること。
②それを、きちんと目に見える形で設定すること。(できれば数値化するのが一番望ましい)
③紙やカレンダーなど自分で目につくところににそのゴールのためのアクションを落としこみ、視覚化できるようにすること。
④決めたことを一つ一つ潰しこむこと。

達成できるか、不安なほど大きなゴール、目標である必要はないと思います。
アクションはその時々によって修正してもいいですし、増やしてもいいのです。

例えば、帰国後TOEIC のスコアを100アップする!と目標を立てたならば、毎日英語で日記を書いて先生に添削してもらう、授業中、休憩中は日本語は使わず、英語で会話をする、facebookは英語で投稿する、などなど。具体的に落とし込みます。
途中で、ホームステイの経験もして、オーストラリアの生活を体感しよう!と思ったら、それを付け足してももちろんかまいません。

大切なことは、決めたことを決めた期間にやりきる、ということだと思います。

それをやってきたか、そうでないかは、一口に留学した、といっても全く違ってくるのです。

留学カウンセラーとしても、その方にあった学校を考えるとき、その方のゴールはどこか、必ず考えます。

よい学校探しは、その方の将来設計にも大きく結びついています。
もちろん目標設定に不安がある方も、是非一緒に考えさせてください。

オーストラリア留学センターでは、そんな皆さんの笑顔を全力でサポートします。

ここまで、お付き合いいただき、ありがとうございました。
このシリーズは定期的に配信したいと思いますので、ご不明点やご意見はどしどしいただければと思います。

それではよい日をお過ごしくださいませ。

*Yoshirin*