環境対応力


日本では引きこもりの方たちが何十万人もいるとか、新たな環境に馴染めず、不登校や出社拒否になる方が多いと先日ニュースでやっていましたが、自分自身の経験も含めて、新しい環境に慣れていくというのは、それなりに努力もしなくてはいけませんが、それ以上にあきらめ、あるいは悟りのようなものが必要だと思います。

ましてや留学では、その環境の変化はとても大きいので、「こんなの日本ではあり得ない!」とか「日本ではこんなことで悩まなかった」と文句を言っていてもどうにもならないので、だんだんその環境に慣れてきて、細かいことが気にならなくなっていきます。これは留学に行った人のひとつのアドバンテージだと思います。海外経験が多い人が、小さなことで動揺しないのは、このような悟りに近いものをほとんどすべての人が経験するからだと思います。

そして、一回り大きくなった人は、きっと日本に戻っても自分のペースで、人と同じ価値観で生きなくてもいいことを楽しめるのです。ですから、ちょっと日本の社会に息苦しさを感じた人は少し外に出てみることをお勧めします。留学生の人たちと毎月連絡を取るたびに、たくましく、かつ生活を楽しめるようになっていくのを感じるのは私としてもとてもうれしいことのひとつです。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中