日本人の留学生とどうつきあうか


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「私は意志が弱いので、日本人が少ないところに留学がしたいです!ヨーロッパ人が多くいる都市はどこでしょう?」

こんな質問をしてくる留学希望者はほとんどの場合、目指した目標を達成できません。そのような人は、たとえ人数は少なくてもまわりの弱い日本人とつるんでしまうからです。意志が弱いと自覚しているなら、留学中はつらくても日本人に甘えないことに頑張るしかありません。

それとは正反対で、「別に日本人はいてもかまいせん。それよりいい学校には日本人は多いんですよね。その人たちと話さなきゃいいだけですもんね。」なんて言ってくる留学生は必ず成功します。

お分かりのように、もう留学が始まる前に、成功するか失敗するかはかなりの確率で私たちは分かります。ときには説教臭くなってしまう私たちのカウンセリングは、皆さんに成功してもらいたいからです。

留学中にどのような友人とつきあうかは、とても重要です。それが日本人でもオーストラリア人でもアジア人でもいい友人とはどんどんつきあうべきだし、他人のエネルギーを奪う人とはつきあってはいけないのです。多くの日本人はどうしても嫌われたくないがために、つきあってはいけないタイプの人と時間を過ごし、人間関係に悩んでしまうのです。せっかく日本のしがらみから抜け出してきたのに、オーストラリアで人間関係に悩むなんて意味ないですが、けっこうそのような若者は多いのです。

留学は観光旅行ではありません。ですから、思い出を多く作ることに価値をおいてはいけないのです。それよりも自分がどのくらい成長したかを、ブログなどに残していくことに時間を使う方が、終わったときに有意義な留学となっていると思います。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中