「私は意志が弱いので、日本人が少ないところに留学がしたいです!ヨーロッパ人が多くいる都市はどこでしょう?」
こんな質問をしてくる留学希望者はほとんどの場合、目指した目標を達成できません。そのような人は、たとえ人数は少なくてもまわりの弱い日本人とつるんでしまうからです。意志が弱いと自覚しているなら、留学中はつらくても日本人に甘えないことに頑張るしかありません。それとは正反対で、「別に日本人はいてもかまいせん。それよりいい学校には日本人は多いんですよね。その人たちと話さなきゃいいだけですもんね。」なんて言ってくる留学生は必ず成功します。 お分かりのように、もう留学が始まる前に、成功するか失敗するかはかなりの確率で私たちは分かります。ときには説教臭くなってしまう私たちのカウンセリングは、皆さんに成功してもらいたいからです。留学中にどのような友人とつきあうかは、とても重要です。それが日本人でもオーストラリア人でもアジア人でもいい友人とはどんどんつきあうべきだし、他人のエネルギーを奪う人とはつきあってはいけないのです。多くの日本人はどうしても嫌われたくないがために、つきあってはいけないタイプの人と時間を過ごし、人間関係に悩んでしまうのです。せっかく日本のしがらみから抜け出してきたのに、オーストラリアで人間関係に悩むなんて意味ないですが、けっこうそのような若者は多いのです。 留学は観光旅行ではありません。ですから、思い出を多く作ることに価値をおいてはいけないのです。それよりも自分がどのくらい成長したかを、ブログなどに残していくことに時間を使う方が、終わったときに有意義な留学となっていると思います。