付加価値をつける仕事


日本に戻ってきて、街角で見かける違和感のある風景の一つが、とても多くのビラとかティッシュを配っている人が多いということです。このような風景はたぶん他のどの国にもないものだと思います。この頃増えてきたと思うのが、居酒屋さんの客引きのようなチラシ配りです。私が住んでいる東京郊外の駅前でもいくつもの居酒屋のビラ配りの若者が並んでいて、どうみても成果ゼロの中で頑張っています。

そのような仕事をさせる会社の戦略もどうかと思いますが、そんな仕事に慣れてしまっていく若者のほうが僕としては心配です。

どんな仕事でもそれぞれの担当する人がどれだけの付加価値をつけることが出来るかが、サービス業の成否を分けるといっても過言ではありません。これからも多くの人達がサービスの世界で働くでしょうが、ビラ配りのように作業として仕事をとらえていても、絶対に成功することはありません。サービス業がこれだけ伸びてきたのも社員ひとりひとりの個性や能力を発揮できるスペースがあって、それを発揮すると仕事も楽しくなるし、会社の業績も伸びるしくみを作れてきたからだと思います。

私たちの会社の付加価値の一番のものは現地の情報です。日本の留学会社では発信できない情報を私たちは発信し続けていきたいし、現地での生活も含めた「留学」のパートナーであり続けたいと思っています。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中